2022 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the role of miRNA on the control of cellular function by ultrasound
Project/Area Number |
20K12619
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
田渕 圭章 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 教授 (20322109)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 英之 富山大学, 学術研究部工学系, 教授 (00344698)
鈴木 信雄 金沢大学, 環日本海域環境研究センター, 教授 (60242476)
古澤 之裕 富山県立大学, 工学部, 准教授 (80632306)
平山 順 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (90510363)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 超音波 / 細胞分化 / マイクロRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
マウス骨芽MC3T3-E1細胞において,1日1回20分間のLIPUSの細胞への照射は,対照群に比べて有意に細胞分化を促進した.一方,ベータアクチンのノックダウン細胞では,LIPUSの分化誘導促進作用が減弱した.また,このLIPUSの促進作用は,その熱的な作用ではなく,メカニカル的な作用によると推察された. 網羅的な遺伝子発現解析の結果,MC3T3-E1骨芽細胞の分化の過程でオステオカルシン(Bglap) やボーンシアロプロテイン (Ibsp) の遺伝子発現が顕著に上昇することが示された.また,Bglapは,miRNAであるmiR-22-3p, miR-30b-3pやmiR-1299等で,IbspはmiR-129b-3p, miR-130b-5pやmiR144-3p等で発現が制御されている可能性があることがデータベース解析より示された.MC3T3-E1骨芽細胞の分化の過程で細胞外に分泌されるエクソソームを分離したが,培地中に含まれる10%ウシ胎児血清が影響し,細胞分化に関与するエクソソームやそれに含まれるmiRNAの同定には至らなかった. 金魚のウロコは,LIPUSを含むメカニカルストレスに応答することが知られている.金魚のウロコに対する遠心機を用いた過重力 (3G, 24 h) は,破骨細胞の活性 (Rankl/Opg比) を有意に抑制したが,クリノスタットを用いた疑似微小重力 (24 h) はその活性を有意に上昇させた.
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Research Products
(4 results)