2021 Fiscal Year Research-status Report
RAPID support system using perfusion imaging in endovascular suite to acute stroke
Project/Area Number |
20K12707
|
Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
井上 学 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (60439362)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古賀 政利 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (30512230)
豊田 一則 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 副院長 (50275450)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 急性期脳梗塞 / 灌流画像 / CT灌流画像 / 血管造影検査 / 再灌流療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
RAPIDシステムを使用して直接カテーテル室に急性期脳卒中疑い患者を搬送し、灌流画像解析を行い、再灌流療法の適応を決定するシステムを構築する研究であったが、世界的なコロナ禍に入り、当センターの救急診療の場でも、発熱、酸素濃度低下、レントゲンでの肺炎像を否定した後に画像検査に移行するように救急受診システムの変更が余儀なくされ、CT/MRIなどに代表される標準的な画像検査においても十分な感染防御体制を整えてから、検査を行うようになった。よって、救急室から直接カテーテル室に患者を搬送することは現状では難しくなった。そこで、脳卒中学会から救急現場でのMRIの使用制限が提案されたため、CT灌流画像による解析結果をカテーテル室で待機しているスタッフへ情報共有するITシステムを検討し、直接カテーテル室に情報伝達がいくシステムを構築した。また灌流画像情報を手持ちのポータブルデバイス(スマートフォンやタブレット)で閲覧できるシステムを使った院内システムを、本研究内容の灌流画像解析と合わせて、第47回日本脳卒中学会学術集会のプレナリーシンポジウム、第37回NPO法人日本脳神経血管内治療学会学術総会、 第64回日本脳循環代謝学会学術集会、第37回NPO法人日本脳神経血管内治療学会学術総会で発表した。また急性期脳梗塞において24時間までの灌流画像を使用した患者選択における血管内治療の有効性をJ Am Heart Assocに論文発表した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍である状況を前向きに捉え,コロナ禍では想像し得なかった新たな急性期脳梗塞の診療システムの構築をする機会に恵まれた.
|
Strategy for Future Research Activity |
現在の研究方針としては,脳卒中学会の提案に従い,CTを主軸とした灌流画像とカテーテル室に直接情報共有ができる院内システムの構築から,時間短縮への影響などを検討していきたいと考えている.
|
Causes of Carryover |
計画の一部変更に伴い,さらに学会発表や論文作成などの投稿料な度に充てる予定である.またシステム構築のために新規ネットワーク料が発生する場合にもそのために充てる予定である.
|
Research Products
(25 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] COVID-19蔓延下のCTに基づくRAPIDでの血栓回収療法の適応判断の妥当性2022
Author(s)
太田 剛史,佐藤 徹, 田中 寛大, 高下 純平, 吉本 武史, 井上 学, 豊田 一則, 濱野 栄佳, 池堂 太一, 角 真佐武, 下永 皓司, 櫛 裕史, 森 久恵, 飯原 弘二, 片岡 大治
Organizer
第47回日本脳卒中学会学術集会
-
-
-
-
-
[Presentation] Prior Antithrombotic Medication May Affect Outcomes Following Alteplase at 0.6mg for Unknown Onset Stroke: THAWS Randomized Clinical Trial2021
Author(s)
Koga M, Inoue M, Miwa K, Yoshimura S, Fukuda-doi M, Aoki J, Asakura K, Ohtaki M, Kamiyama K, Igarashi S, Doijiri R, Ito Y, Takagi Y, Ihara M, Sasaki M, Kitazono T, Kimura K, Minematsu K, Yamamoto H, Toyoda K
Organizer
International Stroke Conference
Int'l Joint Research
-
[Presentation] Thrombolysis for Acute Wake-Up And Unclear Onset Strokes With Alteplase at 0.6mg /kg in Clinical Practice: THAWS2 Study2021
Author(s)
Yoshimura S, Koga M, Okada T, Inoue M, Miwa K, Fukuda-doi M, Kondo R, Inoue T, Ichijo M, Ohtaki M, Nagakane Y, Itabashi R, Sakai N, Aoki J, Shiokawa Y, Yagita Y, Iwama T, Yakushiji Y, Kusumi M, Kamiyama K, Doijiri R, Igarashi S, Kanzawa T, Matsumoto S, Ito Y, Yoshimura S, Ohsaki M, Ihara M, Toyoda K
Organizer
International Stroke Conference
Int'l Joint Research
-
-
-
-
-
-