2020 Fiscal Year Research-status Report
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20K12923
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
本橋 裕美 愛知県立大学, 日本文化学部, 准教授 (70803724)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 忌詞 / 斎王 / 斎宮 / 物語文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、斎王忌詞について文学的な見地から調査、研究を行い、国際的な発信を行うものである。忌詞については、忌避の思想として、古代日本の独自性を見ることができる一方で、中国をはじめアジア全体の問題として扱うことができる。斎宮、斎院を研究対象とすることで、女性に関わる祭祀や天皇家の問題にもアクセスすることができ、さまざまな点で学際的な発信が可能な研究である。初年度にあたる2020年度は、EAJS(ベルギー)への参加(新型コロナによる影響を受けて2021年度に延期、現在、オンラインで開催予定)、四川大学(中国)での打ち合わせ等を計画しており、また国内においても調査等を行う予定であった。しかし、新型コロナによる影響を受け、国外、国内ともに調査に行くことができなかった。2020年8月以降は、私的事由により研究を中断している。 研究計画については、今後、大幅な変更を検討している。研究再開後は、関連書籍等の購入、パソコン周辺機器の整備などを行い、改めて本研究に関わる最新の動向を調査し、課題を整理する。国内における調査については、感染状況の改善を待って行うが、2021年度、2022年度に予定している諸外国での調査については、現在、見通しが立たない。諸外国在住の研究者との打ち合わせについては、可能な場合はオンラインでの打ち合わせを検討する。国際学会での発表に向けたパネルチームの形成や、シンポジウムの開催等、国際的な状況、オンライン環境など打ち合わせを行いつつ、研究を展開させられるよう調整する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナによる活動上の制約および妊娠、出産に伴う研究の中断のため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、大幅な変更を検討している。2021年8月に研究再開後は、関連書籍等の購入、パソコン周辺機器の整備などを行い、改めて本研究に関わる最新の動向を調査し、課題を整理する。国内における調査については、感染状況の改善を待って行うが、2021年度、2022年度に予定している諸外国での調査については、現在、見通しが立たない。諸外国在住の研究者との打ち合わせについては、可能な場合はオンラインでの打ち合わせを検討する。国際学会での発表に向けたパネルチームの形成や、シンポジウムの開催等、国際的な状況、オンライン環境など打ち合わせを行いつつ、研究を展開させられるよう調整する。研究課題全体として大きく遅れているため、研究期間の延長も検討する。
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Causes of Carryover |
新型コロナの影響により、2020年度前半に研究活動に大きな制約があったことに加え、2020年8月から妊娠、出産による休業のため、研究を中断しており、2020年度の研究はほとんど進めることができなかった。2020年度の研究計画を2021年度にスライドし、現状に応じて調整して研究を進めていく予定である。2021年度分の研究計画についても、可能な部分は2020年度に予定していた研究と並行して進めていく。
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