2023 Fiscal Year Research-status Report
1920~40年代イタリアの映像メディアの利用とメディア横断的芸術に関する研究
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20K12993
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Research Institution | Nagoya University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
石田 聖子 名古屋外国語大学, 世界教養学部, 准教授 (10795230)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ザヴァッティーニ / ネオレアリズモ / ファシズム / 映画政策 / イタリア映画 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)1920~40年代イタリアの映像メディアの利用とメディア横断的芸術に関する文献(書籍・論文)の読解を進めた。 2)イタリア・ボローニャ市立シネマテークにて資料調査を実施した。1920~40年代イタリアを代表する映画計14本を視聴した。同時に、シネマテーク附属図書館にて文献調査を実施した。 3)1920~40年代イタリアにおけるメディア横断的芸術の実践者であるチェーザレ・ザヴァッティーニの作品の翻訳・読解・考察を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、二年にわたり現地での資料調査を断念せざるをえなかったため、当初の計画に変更が生じた。その意味で「やや遅れている」と判断せざるをえない。しかし国内で入手できる資料を用いた新たな方向性をもつ研究へ発展している。
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Strategy for Future Research Activity |
映画実験センター附属図書館(ローマ)での資料調査を通じて、ファシズム体制の映画政策についてより理解を深めたい。あわせて、チェーザレ・ザヴァッティーニのメディア横断的芸術についての研究も進め、研究結果を論文にまとめたい。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大の影響で海外での資料調査が実施できなかったため、次年度に延期して実施する予定である。
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