2022 Fiscal Year Research-status Report
Documentation, maintenance, and revitalization of the endangered language and culture of the Kachin people
Project/Area Number |
20K13024
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
倉部 慶太 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (80767682)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | カチン族 / 危機文化 / 危機言語 / ドキュメンテーション / デジタルアーカイブ / 記録言語学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、既存の言語文化資料の整理を進め、データのアーカイブ化を進めた。また、過去資料の紙芝居動画化を進め、そのアーカイブ化と現地還元を同時に進めた。昨年度に引き続き、新型コロナの状況により、現地調査は延期せざるを得なかった。 既存資料:過去の現地調査により蒐集したカチンの言語文化資料のうち未整理の音声資料の整理を進めた。音声資料の分割・書き起こし・英訳・アノテーションを進め、289話分のELANファイルを新たに危機文化のデジタルアーカイブPARADISECにアーカイブ化した。 動画資料:現地還元を目的とした紙芝居動画の作成を進め、49本の動画を新たに作成し、多言語字幕(ジンポー語・ロンウォー語・ビルマ語・日本語・英語・中国語)を付して公開した。過去と本年度に作成した100話分の動画について、動画・音声・アノテーションファイルを新規にPARADISECにアーカイブ化した。 業績:本課題に関連する論文4件、口頭発表8件を公開した。これらには本課題の概要を記述した論文が含まれる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
言語文化資料の整理・アーカイブ化・現地還元を進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
過去資料の編集・アーカイブ化・現地還元を進めると同時に感染症のリスクなどの状況が改善され次第、現地調査を開始する。
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Causes of Carryover |
新型コロナや現地の政情不安により現地調査を行うことができなかったため、来年度に繰り越して使用する見込み。
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Research Products
(12 results)