2023 Fiscal Year Research-status Report
甑島里方言研究を通じたテキスト・辞書活用のモデル化
Project/Area Number |
20K13054
|
Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
平塚 雄亮 中京大学, 文学部, 准教授 (70757822)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 危機方言 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は被調査者との都合がつかず,現地調査を1度も行うことができなかった。そのため,これまでに得られたデータ整理と,オンライン辞書の公開に向けた作業を行った。また,他方言においてどのような辞書(紙媒体・オンライン)が整備されているのかもリサーチを行い,今後の調査における改善点の検討を行った。その結果,現在オンラインで公開しているデータにはアクセントの表記がなされていないため,これまでのデータのアクセントの確認作業を行い,公開の準備を進めた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度まで新型コロナウイルス感染症の影響を受け現地調査が1度しか行えなかったことに加え,2023年度も話者との都合がつかなかったため調査が行えなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究期間を延長したことにより,今年度は授業のない期間に長期滞在することで,これまでの期間で得られなかったデータを収集したい。また,場合によっては学生アルバイトを雇用し,データ処理のスピードを上げ,すみやかにデータの公開が行えるようにしたい。
|
Causes of Carryover |
これまで研究期間中に1度しか現地調査を行うことができず,旅費等が十分に使用できていないために次年度使用額が生じている。これを消化すべく,2024年度は期間を延長し,現地に長めに滞在することを計画している。
|