2020 Fiscal Year Research-status Report
英語非母語話者間相互行為における自発的ジェスチャーが果たす役割
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20K13113
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
花元 宏城 東京電機大学, 理工学部, 准教授 (60625797)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ジェスチャー / 非言語コミュニケーション / マルチモーダル / 相互行為 / 非母語話者 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は本研究の初年度であったため、当初の予定通り、前半はジェスチャーを含むマルチモーダル研究の先行研究を行い、第一言語を共通としない話者同士が相互行為過程で産出する自発的ジェスチャーを、マルチモーダルな観点で明らかにすることを目的とした実験の最終調整を行った。具体的には以下の通りである。 4~8月にかけて、国内外の先行研究結果・調査方法の整理を行い対話実験の準備を行った。これまでの研究結果の整理の一環として、研究代表者がこれまでに行った実験データの再検証も行い、本研究に関連する自発的ジェスチャー使用の定量的分析を行い、その結果は9月にオンライン開催された、国際会議Gespin 2020にて口頭発表を行い、会議論文としても受理された。 8~10月にかけて、当初の予定では対話実験を行う予定であったが、新型コロナウイルスの影響及び緊急事態宣言発令により、実験参加者である大学生の実験室への立ち入りが不可能となったため、初年度内に新たな対話実験を行うことが困難となった。そのため、初年度後半は、これまで行った対話実験データを分析対象に加えた。対話内で用いられる自発的ジェスチャーには英語習熟度上位・中位・下位群間で違いがあるのか比較を行い、その結果を学術論文として執筆を行い、近日中に投稿予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究実績の概要に記載されているように、令和2年度は、新型コロナウイルスによる影響のため、新たな対話実験を実施することができなかった。しかし、これまでの実験データを基に、本研究の目的の一つである、自発的ジェスチャー使用と習熟度の関係性については明らかにすることができた。新たな実験に関しては、令和3年度に実施することとした。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度は、本科学研究費助成事業の最終年度となるため、令和2年度に行った分析だけでなく、新たに行う実験を進め、その成果を学会等で発表し、最終報告書を作成する。
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Causes of Carryover |
(理由) 当該年度(令和2年度)の所要額に対しては、新型コロナウイルスの影響に伴い参加する予定としていた国際会議が、参加費無料のオンライン型で開催されただけでなく、対話実験を行うことができなかったために、旅費・参加者への人件費・謝礼等の使用額がそのまま最終年度(令和3年度)に持ち越される結果となった。 (使用計画) 次年度(令和3年度)が本科研の最終年度となるため、本実験の研究成果を積極的に学会等で発表し、最終報告書を作成する予定である。
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Research Products
(2 results)