2021 Fiscal Year Research-status Report
学習者の情意面の向上的変容を目的とした英語発音教材の開発
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20K13114
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Research Institution | Tokyo City University |
Principal Investigator |
中條 純子 東京都市大学, 共通教育部, 准教授 (10640295)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 教材開発 / 英語発音 |
Outline of Annual Research Achievements |
学習者の情意面の向上的変容を目的とした英語発音教材の開発に取り組んだ。 第一次教材開発で作成した半期用の教材は、当初の対面での実施予定を変更しオンデマンド教材として導入(授業支援システムを通して配信)した。オンデマンド版としての導入ではあったが、学生は配信された教材を用い活動に取り組み、その成果物を提出することで学習を進めた。提出された発音録画と課題録音により、学生の練習の状況が把握できた。同時に実施した毎回の授業のふりかえりアンケートの分析により、学生が本教材による発音練習をどうとらえたのかを知ることもできた。 教材の効果は、主に習得状況のよくない学生の学習成果物とふりかえりアンケート結果に注目し分析した。それにより、学生たちの練習時のつまずきとそれによる情意的変化が教材効果の因果相関において説明できるようになった。 第二次教材開発はこの結果を踏まえて行った。第二次教材開発過程では教材の形式を再構成した。観点としては、1.ワークブック形式とすること、2.学生がより段階的に練習できること、3.学生がより自律的に練習できること、を重視した。再構成した教材は、目標音素を基に8ユニットで構成した。そして各ユニットを3パート(1.調音知識の獲得、2.調音にまつわる運動器官の訓練、3.モニター活動)に分けた。それぞれのパートにおける習得達成目標をより明確に構成した。この再構成により、学生の到達度をより明確に評価できるようになった。また、教材構成や配列の原理がかなりの程度解明できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響により第一次開発した教材を対面授業にかけて実証データを得ることができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在形成評価のための部分的な導入を行っている。対面とハイブリッド形式での少人数での導入でありまだ制約がある。しかしこれまでのアンケート調査で見えてこなかった学生の様子の細部がその場で分かり、さらなる改定により、更に効果が高く学生が自律的に取り組むことのできる教材になる可能性が明らかになってきている。 この導入後、評価、改定を行い最終導入対面授業で導入し、データの収集、評価を実地することにより本教材開発による知見を得る。
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Causes of Carryover |
論文や開発教材の英文校閲の請求と支払いがアメリカドルのため為替相場の変動により当初の見積額との差額が出たため。 令和4年度は改定した教材の英文校閲、英語母語話者による音声と動画教材作成、そして収集した音声データの評価の費用への研究助成金の支払いを予定している。
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