2022 Fiscal Year Research-status Report
小学校外国語教育における児童の「気づき」の可視化とその変容についての質的研究
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20K13126
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
篠村 恭子 島根大学, 学術研究院教育学系, 講師 (90806077)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 気づき / 可視化 / 分析観点 / 振り返り / 自由記述 / 小学校外国語 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、小学校外国語授業における児童の振り返りシートに記述される気づきの実態を明らかにすることである。振り返りについては、小学校外国語授業の中で、学習活動の一環として学習指導要領等に具体的に位置づけられているが、児童の自由記述を評価や指導に活かすために分析を行う観点は各授業者の裁量に任されており、分析の際に観点とする指標がこれまでがなかった現状がある。そのため、まず、振り返りシートの自由記述を分析するための分析観点を整理する枠組みを、先行研究とパイロット調査で得られた小規模なデータに基づいて試作した。この枠組みの作成についてまとめた研究成果については、現在、投稿中であるが大枠となる5つの観点と下位項目との16の観点を得ることができた。また、この作成した枠組みに基づき、本調査で収集した記述データについて分析を行い、成果をまとめているところである。本研究では2020-2022年度の3年間の継時的なデータを収集し、2022年度中の分析を試みたが当該年度中の発表と投稿には至らなかったため、現在、その成果をまとめたものについて発表・投稿準備中である。2023年度中に発表・投稿を行い、成果物としてまとめる予定であるが、加えて、現時点までに得られた結果・示唆と課題を踏まえて、研究協力を得られた授業実践者からのフィードバック等を得ることを通して、気づきの分析枠組みの改善と、気づきとその分析を活かした評価の妥当性や信頼性の向上についても検討を行いたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の影響もあり、データ収集と分析に時間を要したことから研究計画時の予定よりも遅れている。現在は成果をまとめる段階にある。
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Strategy for Future Research Activity |
データ収集と分析を終え、現在は成果のまとめの段階である。今年度の学会での発表と論文投稿に向け、準備を行っているところである。
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Causes of Carryover |
研究の進行が送れたため、学会発表や投稿を見送ったものがあり、研究費を使用できなかった。また、コロナ禍により引き続きオンラインで実施された学会が多く、交通費を使用しなかったものがあった。2023年度は対面開催での学会での、発表・投稿を予定するため、昨年度使用しなかった研究費を使用する。
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