2023 Fiscal Year Research-status Report
Large-scale review and synthesis of language learning motivation research in the Japanese EFL context
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20K13130
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
青山 拓実 信州大学, 学術研究院教育学系, 助教 (20829486)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 言語学習動機づけ / L2動機づけ / 日本人英語学習者 / 大規模レビュー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本人英語学習者を対象としてこれまでに実施されてきた英語学習に対する動機づけに関する研究について、大規模で網羅的な文献収集とレビューを行い、これまでの研究成果についての整理・統合を行うことを目的としている。これまでの年度では、文献整理の際の枠組みの作成並びに、日本国内で出版された文献についての情報収集並びに現物資料の収集を進めてきた。2023年度は、昨年度までの資料収集の状況から、引き続き資料の収集・整理に取り組んだ。特に、大学紀要や報告資料をより多く収集するという点で、2022年度の成果に加えて複数の進展があった。現在、日本人英語学習者を対象とした研究のうち、国外の学術誌等で出版されたものについての収集についても進めている。国際的な文献を蓄積した研究データベースを用いて文献を検索・収集し、それらのリスト化作業を並行して進めている。また、研究の進捗状況について、試行的に行った分析データを基に学会発表を行い、それらについてのフィードバックを得た。具体的には、本研究課題の最終的な成果の報告方法について、学術誌での論文としての報告のみではなく、より広く分野内の研究者や英語教育関係者に対して幅広くリストを公開し、幅広く分野内で活用されるようにするという点であった。さらに、これまでに収集されたデータや、分野内での研究動向に照らし合わせて、最終的な文献情報の分析に用いる枠組みについても随時見直しの作業を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2022年度の遅れを受けて開始し、さらに資料収集ならびに収集データの整理に時間を要しているため、計画段階よりも研究全体の進行が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は、遅れて進行している研究計画について、不足している部分について優先して実施する。具体的には、資料情報が確認できているものの現物の入手が難しいものについて、資料の入手可否について個別に検討し、入手が可能なものについては早急に入手する。また、国外の学術雑誌についても資料を収集する。その後、最終的な文献データを分析し、研究のまとめを行う。
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Causes of Carryover |
文献収集に関連した必要経費の見積もりと実使用額に差異があったため、次年度使用額が生じた。次年度使用額については、研究課題に関する学会参加旅費や英文校正、消耗品費として使用する計画である。
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