2021 Fiscal Year Research-status Report
The Case of Seito Saibara and Japanese Migration to the American South in the Early Twentieth Century
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20K13225
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
山中 美潮 同志社大学, アメリカ研究所, 助教 (70844091)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | アメリカ南部史 / 日系移民史 / 稲作 / 人種 / 環太平洋史 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、20世紀初頭にアメリカ合衆国テキサス州に移住した西原清東の稲作運動をケーススタディとして、トランスナショナルなアメリカ南部史を描くことを目指す。現在までアメリカ南部史では太平洋からの移民への関心が低く、また日系移民史も東南部に焦点を当てたものは少ない。そこで本研究は日本人移民のアメリカ南部人種社会の理解や稲作の南部経済への影響を通じて、環太平洋研究をアメリカ南部史に応用し、単なる地域研究を超えた越境的な歴史像を提示したいと考えている。 2021年は、前年度の国内調査を基に国外で調査を行う予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で現地調査を行うことができなかった。デジタル化されていない諸資料が地方の史料館に保管されているため、資料収集に困難を抱えている。今後は国外で調査を行いたいと考えているが、パンデミックの状況によっては調査方法を再考する必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本年はテキサス州を中心とし各地で現地調査をする予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響で調査が実行できなかったため上記のような区分とした。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は新型コロナウイルス感染症の状況が好転次第、アメリカでの現地調査を行いたいと考えている。またこれまでの調査をまとめた学会発表を国内で行いたいと考えている。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症により国外調査ができなかったため旅費などに余りが生じた。来年度は状況が改善すれば挽回のため現地調査を行いたい。
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Research Products
(2 results)