2020 Fiscal Year Research-status Report
アディゲ人の歌謡と舞踊にみる共同体意識とジェンダー観:ジョージアとの比較を通じて
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20K13280
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
久岡 加枝 大阪大学, 文学研究科, 招へい研究員 (70867168)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | アディゲ(アドゥイゲ)人 / 伝承歌謡 / 舞踊 / アディゲ(アドゥイゲ)共和国 / クラスノダール州 / コーカサス語族 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は新型コロナウイルスの世界的な流行もあり、予定していたアディゲ共和国での調査を行うことができなかったが、渡航予定だったアディゲ国立大学のAlla Sokolova教授とオンラインで連絡を取り、彼女がこれまで執筆した300本余りのアディゲ人をはじめとするコーカサス諸民族の音楽文化に関する論文から、いくつか本研究に関連して重要だと思われるものについて日本語への翻訳を行った。これらは令和3年度初夏にユーラシア研究所から刊行の専門誌『ロシア・ユーラシアの社会』の「小特集・コーカサスの音楽」に掲載予定である。また、令和2年度は本研究に関連し重要だと思われる言語学等の分野の先行研究を科研費で購入したほか、アディゲ語の予習を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの世界的な流行により、予定していたアディゲ共和国とその周辺地域での調査を実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、アディゲ共和国への渡航が可能になれば、予定していた研究計画を実施することができると考えられるが、状況を考慮しながら、オンライン上で調査協力者との打ち合わせを行い、現地調査の実施に繋げていきたい。
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Causes of Carryover |
コロナウイルスの流行で海外での調査が実施できなかったため、令和2年度の予算の一部を本研究と関連する専門書の購入に充てた。令和2年度の未使用金については、令和3年度に海外への渡航および現地調査が可能になった際の旅費および滞在費、謝金等として使用する予定である。
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