2022 Fiscal Year Research-status Report
The Effects of China's New Rural Pension Programs on the Labor Supply and Health Status of the Elderly
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20K13506
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
陳 鳳明 東北大学, 経済学研究科, 助教 (30803051)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 新農保政策 / 労働供給 / 健康状態 / RDD / メカニズム / 因果効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度には、研究課題1の「新農保政策が農村高齢者の労働供給に与える影響に関する分析(TERG Discussion Paper No.458)」の英語版を作成し、国際学術誌に投稿した。査読コメントに基づき、投稿論文の改訂を行っている。研究課題2の「新農保政策が農村高齢者の健康に及ぼす影響に関するサーベイ」では、先行研究をまとめた。また、中国の「一人っ子政策」による子どもの数の抑制が関連しているため、「人口抑制策による子どもの需要の抑制と健康投資」というテーマで第38回生活経済学会研究大会で報告した。現在は、「Suppression of the Demand for Children and Investment in Health: Evidence from the 2017 Chinese General Social Survey」という論文を作成し、国際学術誌に投稿するための準備を進めている。また、日本の法定退職年齢の引き上げの効果を検証した共同研究の内容は第5回計量経済学・統計学国際会議で報告し、ディスカッションペーパーとして刊行されました。現在、査読コメントに基づき、原稿を改訂し、再投稿の準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画通り、研究課題(1)の分析は完了し、現在国際学術誌への投稿の準備を進めている。また、研究課題(2)については、先行研究の文献レビューとデータの整理を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度からは、引き続き研究課題(1)の学術論文「新農保政策が農村高齢者の労働供給に与える影響」、研究課題(2)の学術論文「Suppression of the Demand for Children and Investment in Health: Evidence from the 2017 Chinese General Social Survey」、そして共同研究の学術論文「引退後の高齢者の健康推移:公的年金制度改革を利用した実証研究」の投稿を行いながら、研究課題(2)の実証分析と論文の作成を進める予定である。
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