2020 Fiscal Year Research-status Report
近世日本村落社会における労働力移動と複合的生業構造の社会経済史的解明
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20K13537
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
張 テイテイ 東北大学, 経済学研究科, 助教 (60803046)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 学会報告 / 史料解読 |
Outline of Annual Research Achievements |
今井村の村文書の解読をかなり進み、その成果を、第32回社会経済史学会東北部会(2020年12月17日(木)、Google Meet)で「近世信州の労働力移動―長野県川中島今井村の事例を中心に」をタイトルに報告した。 そして、日本人口学会・研究企画委員会が企画した「人口からみた社会経済の理解の新次元、新たな歴史像、地域像、民衆像の提案」に関する報告募集をエントリーした。2021年7月10日(土)に歴史人口セミナー(zoom)で、「近世信州川中島今井村の人口移動」をタイトルに報告する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルスの影響で、当初計画していた信州と東京への資料調査を実施できないことになってしまった。その代わりに、手元にある今井村の史料の解読を専念していた。その成果をまとめて、第32回社会経済史学会東北部会(2020年12月17日(木)、Google Meet)で「近世信州の労働力移動―長野県川中島今井村の事例を中心に」をタイトルに報告した。参加者の方々からいただいたコメントを踏まえ、論文をまとめて来年度に投稿する予定を立てている。 そして、新型コロナウイルスの影響で、所属する大学の図書館もしばらく休館し、利用できない状態になってしまった。その代わりに、研究課題に関連する専門書の購入で、先行研究の蓄積を深めた。これも投稿論文の準備になる。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの流行状況に応じて臨時応援に研究計画を遂行していくと考えておる。新型コロナが落ち着けば、できるだけ早く信州と東京への資料調査を実施する。もし新型コロナの流行は改善できなければ、手元の史料の解析に専念し、そのデータに基づき、投稿論文の作成と国内の学会報告(オンライン)の形で、研究成果を発信する。
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