2023 Fiscal Year Annual Research Report
デジタルプラットフォーム・リーダーのダイナミック・ケイパビリティとイノベーション
Project/Area Number |
20K13588
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Research Institution | Osaka Metropolitan University |
Principal Investigator |
王 亦軒 大阪公立大学, 大学院経営学研究科, 准教授 (80806729)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | デジタル・プラットフォーム / ダイナミック・ケイパビリティ / イノベーション |
Outline of Annual Research Achievements |
企業はイノベーションプロセスをマネジメントすることでダイナミック・ケイパビリティを強化することができますが、具体的なプロセスやその促進方法については十分に研究されていません。この研究では、中国最大の電子商取引プラットフォームであるタオバオを事例として、ダイナミック・ケイパビリティとイノベーションプロセスの関係を探りました。タオバオは、多くのアクターと多数の関連プラットフォームが相互作用する、広大で複雑なデジタルプラットフォームです。この研究では2019年4月から2021年8月までのアリババの管理職10名へのインタビューと二次データに基づき、プラットフォーム企業に特有の6つのイノベーションプロセスを見つけました。さらに、それぞれのプロセスが特定の動的能力と関連していることが判明し、プラットフォームリーダーはこれらのイノベーションプロセスを管理することで、ダイナミック・ケイパビリティを向上させることができます。この発見は、ダイナミック・ケイパビリティとイノベーションの理論を結びつけることで、戦略論と情報システム論の分野に重要な示唆を与えます。特に、イノベーションプロセスのマネジメントがスキャニング能力及び、センシング能力、イノベーション能力、統合能力などといったダイナミック・ケイパビリティをどのように強化するかを説明しています。
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Research Products
(1 results)