2020 Fiscal Year Research-status Report
IoT援用した経営システムにおけるリアルタイムシミュレーションに関する研究
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20K13595
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
楊 文賀 中央大学, 理工学部, 助教 (50781796)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 経営システム / システムシミュレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
令和2年度は、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、研究対象となる医療施設のデータ使用承認と現地への研究調査が予定より遅れていた。本年度は、主に次の2つの事項について研究を行った。 ①測位データの解明と分析について 研究対象となる医療施設では、入院患者、医療スタッフ、そして医療機器に取り付けたRFIDタグから発信した電波の受信により、人員の位置情報をリアルタイム追跡できるシステムが導入されている。シミュレーションモデルを構築するために、まずはそのシステムに蓄積されたデータの一部を使用し、前処理と分析を行った。一定な時間間隔でシステムが自動追跡するため、人員が動かない期間中のデータも大量に記録されている。そこで、プログラミング言語を用いて、データをシミュレーションモデルに直接読み込めるように整理した。また、今後は関連データの解明と分析、および効率的な運用手法を引続き検討する。 ②シミュレーションモデルの構築について 調査した資料をもとに、まずはオブジェクトの位置情報を用いて対象施設の外観と内部構造をコンピューター上再現して基本モデルを構築した。また、1つの階の一部の医療スタッフの測位データを抽出して、人員の動きの再現を試み、データ期間中のスタッフの移動距離を集計できた。今後は研究調査の結果をもとに、使用するデータサンプルの範囲を拡大して、モデル精度の向上、およびモデルの集計量の設定について引続き検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染拡大に伴い,研究対象となる医療施設のデータ使用承認と研究調査が予定より遅れていた。
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Strategy for Future Research Activity |
①データの分析とモデリング手法の検討を引続き行う。 ②新型コロナウィルス感染拡大状況に応じて,遠隔打合せを活用し、研究調査を進める。 ③現段階の研究結果をまとめて報告する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染拡大に伴い、現地への研究調査と打合せは中止になった。また、参加予定だった学会は中止かオンライン開催になり、一部の物品購入について、学内の予算で賄うことができたため、余剰金が出た。差額については次年度の学会参加費と物品購入費に使用する予定。
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