2022 Fiscal Year Annual Research Report
Study on the influence of item position on choice behavior and eye movement
Project/Area Number |
20K13630
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
大沼 卓也 近畿大学, 産業理工学部, 准教授 (50823324)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 選択 / 位置 / 消費者行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
一般消費者を対象に、9種類のワインのボトル画像を用いた選択実験を行った。 より具体的には、実験参加者には9種類のワイン画像が縦3×横3として配置された刺激セットを見てもらいながら、最も購入したいと思うワインを一つだけ選択してもらった。このとき、刺激セット内での配置にもとづく購買選択への影響とその心理過程を検討するため、刺激セットが①ECサイトのように単に上下左右に並べて配置されている条件と、②店舗の商品棚を模した背景のもとで上下左右に配置されている条件とで比較を行った 実験の結果、どちらの条件においても刺激セットの中央に提示されたワインが最も多く選択されることがわかった。この結果から、刺激セットの中央の刺激に対して選択が偏ることが改めて示されるとともに、これらの効果は空間的な高さ・低さとは無関係に生じる可能性が示唆された。
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