• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2020 Fiscal Year Research-status Report

オルタナティブな消費スタイルの可能性に関する研究-ダウンシフターの価値意識の検討

Research Project

Project/Area Number 20K13674
Research InstitutionHirosaki Gakuin University

Principal Investigator

藤岡 真之  弘前学院大学, 社会福祉学部, 准教授 (60405727)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2022-03-31
Keywordsダウンシフター / オルタナティブな消費 / インタビュー調査
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、スローな生活、オーガニック消費、環境に配慮した消費など、オルタナティブな消費スタイルを実践しているダウンシフターにインタビュー調査を行い、その価値意識を明らかにすることを目的としている。
2年計画の初年度である本年度は、8件のインタビュー調査を行う予定であったが、2件のインタビューを行うにとどまった。それは、年度初めの段階で、新型コロナウイルスの感染拡大が始まっており、その後も感染の収束が見通せない状況が続いたためである。
研究計画では、遠隔地への移動を伴う調査を多く予定しており、それらの地域への移動は健康上の安全を考慮して踏みとどまらざるを得ない状況が続いた。また、調査対象となっていたゲストハウスの中には休業に踏み切ったところもあり、このことも調査予定の変更に影響を与えた。
本年度実施した2件の調査は、青森県と秋田県で行った。これらはいずれも、筆者の居住地である青森県弘前市から移動距離が短く、また調査時点において感染が抑制されていた地域である。
本年度に行った2件の調査では、ダウンシフターの価値意識を明らかにするために、事前に用意していたいくつかの質問項目のうち、ダウンシフトをするに至った経緯、地域的つながりに対する考え方、時間の使い方に関する見方などの項目について、貴重なお話を伺うことができた。特に、ダウンシフトするに至った経緯についてのお話は、対象者のダウンシフトに対する基本的な考え方を知る上で有益であった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度は、年度の初めより新型コロナウイルスの感染拡大が始まっていた。このウイルスの危険性に関しては不明な点が多く、調査に伴う移動のリスクを大きめに見積もるという判断をせざるをえなかった。そのため、当初計画していた8件のインタビュー調査は、結果として2件を行うにとどまった。このように、調査件数という観点からは、当初の計画通りには進まなかったが、行うことのできた2件の調査では、研究内容に関する貴重な知見をえることができた。

Strategy for Future Research Activity

インタビュー調査は大学の長期休暇期間中である8、9月および2、3月に行うことを予定しているが、その実施は新型コロナウイルスの広がりの状況をみながら判断せざるをえない。無論、感染状況が落ち着き、移動のリスクが低いと判断できる場合には、上記の時期に予定件数の調査を行うつもりである。だが、問題は、感染状況の落ち着きが認められない場合である。そのような場合には、移動のリスクの小さい北東北を中心とした地域に絞って調査を行う予定である。その際には、これまで調査対象として予定していなかった対象者を加える、あるいは、すでに調査を行った対象者に再度インタビューを行い、より深い聞き取りを行うことを予定している。

Causes of Carryover

新型コロナウイルスの感染拡大により、予定していた件数のインタビュー調査を行うことができなかったため次年度使用額が生じた。これは、次年度に行うインタビュー調査の実施に伴う旅費に充てる予定である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi