2023 Fiscal Year Research-status Report
在日コリアンの幼少期における出自を知る出来事の検討
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20K13704
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
尹 成秀 帝京大学, 文学部, 助教 (70793793)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 在日コリアン / 出自を知る出来事 / グラウンデッド・セオリー・アプローチ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,在日コリアンが幼少期に出自を知った際の情緒的体験と意味づけを明らかすることを目的とする。そのために、在日コリアン青年を対象に質問紙調査を行い「出自を知る出来事」の実態を明らかにした上で、特に幼少期における「出自を知る出来事」についてインタビュー調査を行い、プロセス・モデルを生成して検討を行う。 2023年度は、2022年度から引き続き、インタビュー調査を実施した。 在日コリアン15名を対象に、インタビューを行い、グラウンデッド・セオリー・アプローチによる分析作業を進めている。 インタビュー調査の研究成果については、2024年度の心理学関連の学会で発表を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVIT-19の影響により,在日コリアン青年が参加する行事やイベントの中止ならびに変更が生じたため、調査協力者の募集とインタビュー実施の開始時期が当初の計画よりも遅れた。そのために、研究の全般的なスケジュールに遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビュー調査の成果の公表ならびにこれまでの研究成果をまとめ、本研究課題の目的である、在日コリアンが幼少期に出自を知った際の情緒的体験と意味づけを明らかする。
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Causes of Carryover |
インタビュー調査における謝金等に使用する必要があるため。
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