2022 Fiscal Year Research-status Report
The Multi-faced Studies of Japanese Colonial Education on the Ainu from 1890 to 1937
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20K13716
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Research Institution | Nagoya Gakuin University |
Principal Investigator |
長谷川 和美 名古屋学院大学, 外国語学部, 講師 (90826562)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 北海道 / アイヌ / グローバル史 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、新型コロナウイルスの感染状況が改善されたために、県外や海外での資料調査の制限が緩和された。アイヌ学校のうちの一つである私立実業学校(虻田実業補習学校)の校長を務めた小谷部全一郎執筆の史料が山形県西村山郡河北町の東林寺に保管されている。この史料を閲覧、記録させてもらった。また、この東林寺は代々白鳥長久の供養寺として存在しているが、毎年6月7日に法要・供養が行われ、関係者が集まるため、法要の参加、また住職と各関係者への聞き取りを行った。さらに、河北町の郷土史家との面談も行った。また、アメリカのシアトル、ワシントンDC、テキサス等で史料調査を行った。シアトルにあるワシントン大学図書館スペシャルコレクションにて、アメリカ人類学者(アイヌ研究を含む)のフレッドリック・スターの関連資料閲覧・収集した。ワシントンDCのハワード大学では、小谷部全一郎が図書館に寄贈したオリジナルの書籍を確認し、複写した。国立公文書館では博物館見学を行い、アメリカ議会図書館では、アメリカ写真家、アーノルド・ゲンテが撮影制作したアイヌのランタン・スライドによるアイヌコレクションのオリジナルを閲覧・撮影を行った。テキサス大学では、日本歴史学者と面会して、特に書籍執筆や出版等に関する相談をした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染状況が改善され、史料調査等の制限が緩和されてきて、以前の状況に近づいているため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、史料調査を進めると同時に研究成果として発表できるよう、学会発表、論文執筆を計画している。
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