2022 Fiscal Year Research-status Report
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20K13823
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Research Institution | Gifu Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
山下 修司 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教 (00553033)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 医薬品保管 / 色調変化 |
Outline of Annual Research Achievements |
一般家庭での医療用及び一般用医薬品の保管状況の実態を調査するために、小学校の保護者を対象としてWebフォームを活用したアンケート調査の実施を計画し、倫理審査委員会から承認を得た。調査対象とした小学校の校長に児童経由で保護者へアンケート回答への協力を働きかけてもらうよう依頼し、了承を得ている。実際の調査開始時期は、協力依頼をしている小学校と調整中である。調査結果から抽出された問題点は、当該小学校で開催される医薬品の適正使用に関する出張講座等を通じてフィードバックしていく予定となっている。この調査を実施し一般家庭での医薬品保管の実態を把握することは、患者宅における医薬品の最適な保管条件を探索するうえで、重要と考える。 今年度も引き続き既報にて色調変化を検討した医薬品や処方頻度の高い医薬品を中心にLED照明及び蛍光灯照明下での保管にともなう色調変化を調査している。これまでは先発医薬品が中心であったが、後発医薬品にも着目し、範囲を拡張して検討したところ、同一医薬品の後発品であっても、銘柄によって色調変化に違いがある医薬品がみられた。原因については現在検討中であるが、医薬品の保管条件探索だけでなく、後発医薬品を選定する際の基準を提案するにあたっての重要な知見となる可能性がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定にはなかったものの、患者宅における医薬品の最適な保管条件を探索するために家庭での医薬品の保管状況を把握する必要があると考え、アンケート調査を実施することとしたことにより、一部の計画を変更することになったため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度の早期にアンケート調査を実施し、結果を取りまとめる予定である。また引き続き各種条件下での各医薬品を検討していく。最終年度となるためこれまでに得られた知見をまとめ学会発表や論文投稿を通じて公表する予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの影響があり、学会発表にともなう旅費宿泊費等が未使用となっているたこと、アンケート調査実施準備のため、当初の計画を変更し医薬品購入費用が未使用となったため、次年度使用額が生じている。新たな実験場所を確保するなどして検討を進め、学会発表、投稿料や英文校正費として使用する予定である。
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