2020 Fiscal Year Research-status Report
Research on the Unique Significance and Method of Learning Evaluation for Promoting Learning
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20K13845
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| Research Institution | Nara University of Education |
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Principal Investigator |
北川 剛司 奈良教育大学, 教職開発講座, 准教授 (80710441)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | 学習評価 / 個人内評価 / ipsative評価 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
１年目にあたる2020年度においては、後期に予定していた英国での海外調査に関しては現地へ渡航できない状態であったため、国内で入手可能なものを中心に学習評価固有の意義に関する文献収集および研究を進めた。具体的には、研究計画に挙げていたG.ヒューズのipsative assessment論について研究した。
その研究成果は、2020年10月に開催された第56回日本教育方法学会（新型コロナの影響で同時双方向型オンライン発表の形で実施）にて個人研究として発表を行うとともに、2021年３月に発刊された奈良教育大学教職大学院紀要『学校実践研究 第１３号』にて論文化して報告している。
ヒューズのipsative assessment論からは、学習者個人の進歩に焦点化し、場当たり的でないカリキュラム的な視点を持って評価を行う必要があることが明らかとなった。一方で、日本教育方法学会での発表においてフロアから質問・意見を受ける中で、日本の教育実践史における個人内評価論についても、より丁寧に検討する必要があるという示唆を得た。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先行研究の調査については、国内で入手可能な文献で可能な限りではあるが、おおむね予定通りである。
一方、海外調査については、「研究実績の概要」にも示した通り、後期に予定していた英国での調査が実施できていないため、渡航可能な状態になるのを待って進めていく予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
１年目に予定していた分の海外渡航計画を延期して、２年目後期もしくは３年目前期に実施したい。
海外渡航ができない状況がまだしばらく続くことも見越して、インターネットを活用して、国内だけでなく、各国の文献販売サイトからも文献の購入・入手を試みるなど、文献収集の方法を工夫する。
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| Causes of Carryover |
物品費と旅費では、2020年度後期に予定していた海外渡航に向けて、必要となる文献の購入と渡航費用への支出を予定していたが、このたびの海外渡航規制のため、海外渡航が延期となり、必要な文献収集と旅費を繰り越して、海外渡航再開の様子を見ることとした。
2021年度に海外渡航が再開されるかどうかしばらく様子をみるとともに、2021年度後期にも海外渡航の再開が難しいと判断された場合には、その代替措置として、国内だけでなく海外の書籍購入サイトも含めて、研究主題に関連する文献収集を広範囲に行い、研究を進める形にすみやかに切り替えるようにしたい。
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Research Products
(2 results)
