2023 Fiscal Year Research-status Report
近代学校教育黎明期のブータンにおける人材育成の実態解明
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20K13885
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
平山 雄大 お茶の水女子大学, グローバル協力センター, 講師 (80710649)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 近代化 / 近代学校教育史 / 人材育成 / 留学 / ブータン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ブータンの近代化を担う人材がどのように選抜され、どこでどのように育成されていたのかを明らかにすることである。着目するのはブータン王国建国(1907年)後に少数精鋭のエリート教育が行われていた20世紀前半(特に1910~1940年代の40年間)で、これまでの研究における不明点の解明に取り組み、精緻な資料・文献調査及び実地調査を通して回答を導くことを目指している。 2023年度は、前年度同様これまで収集した資料・文献を広く整理し直すと同時に、イギリス人のシッキム政務官(political officer)による記録映像をはじめとした映像資料の内容を詳しく確認し、その成果の一端をお茶の水女子大学グローバル協力センターと日本ブータン研究所が共催する「2023年度第11回ブータン連続セミナー」(第181回ブータン勉強会)及び「2023年度第20回ブータン連続セミナー」(第185回ブータン勉強会)内で口頭発表した。加えて、日本学習社会学会第20回大会や日本GNH学会2023年度大会において、関連する成果に関する報告・発表を行った。また、2023年7月から8月にかけてブータンを訪問し、研究協力者らと情報共有・意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウイルス感染症の影響はあったものの、研究最終年度に向けて、研究成果をまとめていく段階に入ったため。
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Strategy for Future Research Activity |
研究のまとめを進めると同時に、研究成果発表を行っていく。
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Causes of Carryover |
予定していたすべての調査を実施するまでには至らなかったため。今後、旅費等に使用予定である。
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Research Products
(2 results)