2022 Fiscal Year Research-status Report
Construction of a model promoting social participation of children requiring medical care and their families
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20K13935
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Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
Principal Investigator |
西方 浩一 学校法人文京学院 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (00458548)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 医療的ケア / 社会参加 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,医療的ケア児と共に暮らす母親を対象に,母親がどのように社会とのつながりを構築しているのかを明らかにし,医療的ケア児とその母親の社 会参加促進モデルを構築することである.具体的には,主体的に家族会を運営し地域において親同士のつながりを既に構築している母親たちを対象に,親同士の つながりをどのように構築したのか,また親同士のつながりが,母親や子どもたちの社会参加にどのように影響をするのかを第一段階として質的に探求する.本研究では,母親たちの社会,地域,親同士のつながりを理解するとともに,そのつながりが医療的ケア児や母親たちにはどのような影響をもたらすのかを検討する.これらの質的研究から得られたデータをもとに質問紙を作成し,質問紙調査を実施する予定である.令和4年度は,第一段階である質的研究部分の研究対象者のリクルート及び研究参加者へのインタビューを前年度から継続的に実施し分析を進めてきた.各回のインタビューはおおよそ2時間程度であった.場合によっては研究参加者に対して複数回のインタビューを実施した.インタビューでは,インタビューガイドをもとに家族会の立ち上げから,運営に至るまでの経過,どのように社会・地域・親同士の交流を行なっているのか,それらを実施することによる医療的ケア児,家族への日常的な影響を尋ねた.分析は,逐語録全体を読み込む.その中から「親同士のつながりとその方法」「親の会活動の持つ意味」「日常への影響」「社会参加」に関する内容を網羅的に同定する.この分析は途中段階であり,今後継続的に進める予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルスの影響により,研究参加者のリクルート,インタビューがなかなか進まなかった.今年度は質的研究に関する分析を実施し,質問紙作成を実施したいと考える.
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は質的研究の部分の分析を進める.インタビューの分析を進めるとともに,量的研究実施のための質問紙の項目を検討したいと考える.
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Causes of Carryover |
前年度までの研究実施に大幅な遅れが生じ,研究費の使用も遅れた.今年度はデータ分析並びに次のステップに進む予定であり,そのための質問紙作成のための費用,実施調査費用,研究進捗状況の報告のための学会参加,等に支出予定である.
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