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2022 Fiscal Year Research-status Report

国際教育寮における教育効果を目指した育成プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 20K14037
Research InstitutionChuo University

Principal Investigator

吉田 千春  中央大学, 法学部, 助教 (70438951)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords国際寮 / ワークブック / 異文化 / 育成プログラム / BEVI
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、国際教育寮の質向上に資するため、寮生とRAの成長・学習成果を定量的かつ定性的な手法を用い客観的に測定し、寮生及びRAの育成プログラムを開発し、ガイドブックを作成することで、より教育効果の高い国際教育寮の運営に寄与することである。2022年度は主にインタビュー調査、実地調査を行い、今までの研究結果に基づき国際教育寮の寮生のためのワークブックを作成した。
実地調査については、研究協力者(力丸晃也:立命館アジア太平洋大学職員)と共に、関東圏で2020年以降に寮をオープンした大学の中で、見学とインタビューの許可が出た3つの大学の寮を訪問し、寮内を見学した後、担当者にインタビューを行った。現在、インタビューの文字化を行い、内容をまとめている。
インタビュー調査については、寮における異文化の問題に焦点を当て、交換留学生、国内学生、レジデントアシスタントなど、所属並びに役職の異なる学生にインタビューを実施した。また、退寮時期に寮生へのアンケート調査を実施した。実施したインタビューに関しては全て文字化を行い、分析を行った。これらのインタビュー結果をもとに、研究協力者2名(川平英里:明治大学大学院博士後期課程、力丸晃也:立命館アジア太平洋大学職員)と共に『国際寮のワークブック』を完成させた。このワークブックは、多様な言語・文化背景を持つ寮生が、国際寮で自分らしく生活できるように、寮生活で起こりやすい異文化に関する問題について対話をしながら、理論、実践、振り返りを通して考えることを目的として作成したものである。日本語版と英語版を作成し、一部を国際寮の研修で使用した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

今年度はこれまでの調査結果をもとに、「国際寮のワークブック」を完成させることができた。当初は日本語版の完成を目指していたが、英語版も同時に作成することができた。また、昨年度実施できなかった実地調査も行うことができたため、「おおむね順調に進展している」とした。

Strategy for Future Research Activity

2023年度は、今年度作成した「国際寮のワークブック」をもとに、プログラム開発に関する研究会を実施する。またレジデントアシスタント(RA)を対象としたBEVI調査およびインタビュー調査を実施し、「RAのためのワークブック」の作成ができるように準備を進める。

Causes of Carryover

実地調査が関東圏であったため、旅費がかからなかった。また、謝礼の辞退があったため。

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Published: 2023-12-25  

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