2021 Fiscal Year Research-status Report
障害学生及び生徒の就労移行支援に関するeラーニングトータルプラットフォームの開発
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20K14056
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| Research Institution | Takamatsu University |
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Principal Investigator |
山口 明日香 高松大学, 発達科学部, 教授 (00633257)
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| Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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| Keywords | 日本版自己決定尺度 / 自己決定学習指導モデル / 日本語版レポートガイド |
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| Outline of Annual Research Achievements |
令和３年度の計画は「日本版自己決定力促進ファシリテーター育成プログラムの
開発、自己理解とキャリア形成に関する教材コンテンツの作成」((d)(e))を予定していた。令和３年度は、日本版自己決定尺度を用いて国内の13歳から23歳の中学校，高等学校，特別支援学校，大学に所属する計363名を対象に(b)で開発されたSD評価尺度を用いて調査した。また同様に教員や支援者、保護者の捉える延べ531名分の生徒・学生の自己決定を測定した。評価尺度結果の見方のファシリテートシート，日本語版教員用ガイドを作成し，自己決定学習指導モデル(Self-Determined Learning Model of Instruction：以下SDLMI）を翻訳した。
自己決定力促進ファシリテーターとして育成するための日本版素材を作成した。計画当初は，米国カンサス州立大学で実施しているプログラムの視察を予定していたが，新型コロナ禍の影響により視察は行えていない。視察に代わる情報収集や会議への参加方法等について検討している。またこれらの研究実績は，日本特殊教育学会及び日本キャリア教育学会においてそれぞれ研究発表を行った。日本特殊教育学会では，「特別支援学校教員の自己決定の捉えに関する研究-KHCorderによる共起ネットワークと自己組織化マップを用いたテキスト分析から -」を発表した。また自主シンポジウムにおいて「日本版自己決定尺度の開発と教育実践-開発の進捗状況と教育現場へのインパクトに関する報告から-」として本研究に参加している教育現場の実践報告を行った。
日本キャリア教育学会では「特別支援学校(知的障害)教員の自己決定の捉えに関する研究―定性分析による概念要素の分析から―」として，米国のSDIで採用されているCausalAgency 理論モデルによる自己決定行動の意志行動に含まれている、「選択」や「意思決定」、「目標設定」といった要素の捉えが国内の特別支援学校教員の中でも共有されていることを明らかにした。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
日本版SDLMIの開発において計画当初は，米国カンサス州立大学で実施しているプログラムの視察を予定していたが，新型コロナ禍の影響により視察が行えず，実際の教育現場における指導介入における運用ポイントなどの検証が行えていない。視察に代わる情報収集や会議への参加方法等について検討しているが，情報の不足が生じている。
また実証研究に参加してもらえる学校が，新型コロナ禍の影響もあり，十分に確保できていない。
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| Strategy for Future Research Activity |
米国の教育実践の情報においては，オンライン会議やアーカイブされた教員研修等の様子を拝見させてらえるように現状交渉をしており，視察ができない場合でもできる限りの実態把握に努める。また現在検証に協力校との調整をしていることから，研究協力校の拡大についても，感染状況を踏まえながら必要な数を確保する。eラーニングプラットフォームへの新規参加希望者は，令和３年度に35名であり，今後九州の1校の高等特別支援学校高等部全般での活用も予定されている。
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| Causes of Carryover |
新型コロナ禍の影響により，米国への視察が実施できずに，旅費支出が発生しなかったため次年度使用額が発生している。
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[Presentation] Exploring the Concept of Self-Determination in the Japanese Context2021
Author(s)
Mayumi Hagiwara, Ph.D., San Francisco State University Asuka Yamaguchi Fujii, Ph.D. Takamatsu University Jun Yaeda, Rh.D., University of Tsukuba Kazuaki Maebara, Ph.D., Akita University Yasuhito Doi, Nagareyama School of Special Needs Education
Organizer
American Association in Intellectual and Developmental Disabilities
Int'l Joint Research
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