2020 Fiscal Year Research-status Report
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20K14095
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
石川 奈保子 早稲田大学, 人間科学学術院, 講師(任期付) (40846896)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 自己調整学習 / 社会人大学院生 / 研究活動支援 / インタビュー調査 / M-GTA |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、社会人大学院生の研究活動における阻害要因と研究活動を完遂できる学生の特徴を明らかにし、社会人大学院生への支援モデルを構築することである。社会人大学院生は仕事や家事・育児等を担いながら研究していることから、学位取得までたどり着けない人も多い。そこで本研究では、インタビュー調査および質問紙調査で、研究活動を完遂できる社会人大学院生の特徴についての仮説の生成と検証を行う。それを踏まえ、社会人大学院生が研究活動を完遂するためのオンライン支援システムを開発し、その効果検証および改善を行う。 2020年度は、社会情勢から、予定していた通りにインタビュー調査を進めることができなかった。 そこで、2021年度は、博士課程の在籍者および修了者への半構造化面接法でのインタビュー調査を、オンラインで実施する。対象者は、社会人として仕事等をしながら博士課程に在籍している人・在籍していた人に限定する。また、修了者は「満期退学」および「学位取得」5年以内の人を対象とする。質問項目は、研究活動にどのように取り組んできたか、どのような阻害要因があったか、研究遂行にはどのようなスキルが必要かなどである。分析方法は、修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA; 木下 2020)を用いる。修士課程および博士課程において、どのような人が研究を完遂できるのかについての仮説を生成する。インタビュー参加者は20人程度を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年の新型コロナウイルス感染症の流行により、オンライン授業への変更対応に追われたため。また、対面でのインタビュー調査をすることができなくなったことで研究計画を変更する必要が生じたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は、インタビュー調査をオンラインで実施する。春学期に5人程度、夏季休暇中に10人程度、秋学期に5人程度に対してインタビューを実施する。M-GTAはデータ収集と分析を同時に進める点が特徴である。2021年度中に、1回以上の学会発表を目指す。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、社会情勢により研究遂行が遅れているためである。 インタビュー調査を実施するため、研究参加者への謝礼、文字起こしの外部委託料、研究資料のための書籍代、研究成果の学会発表のための参加費に使用する。
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