2022 Fiscal Year Research-status Report
IT人材における主体的なキャリア形成と人材の流動性の関係についての実証的研究
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20K14117
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Research Institution | Advanced Institute of Industrial Technology |
Principal Investigator |
三好 きよみ 東京都立産業技術大学院大学, 産業技術研究科, 教授 (00845266)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 人材の流動性 / 主体的なキャリア形成 / キャリア自律 / 転職 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、IT人材の不足が課題となっているのが、事業会社やデジタル関連企業であり、日本のデジタル・トランスフォーメーション促進の遅れの要因ともいわれていることから、デジタル関連企業への人材の流動性について調査を行った。デジタル関連企業へと転職したIT人材 11名を対象として、半構造化面接によるインタビュー調査を実施した。その逐語録から,彼らの一連のキャリアについて,転職に至る背景,要因などを分析した結果、特徴として、現実に流されず自己実現のために行動する、常に新しいことや新しい技術に携わっていたい、興味があることに対しては独学で取り組む、どんな仕事をやりたいか自分が能力を発揮できる分野を認識している といったことが抽出された。また、昨年度までの継続調査として、離転職や組織内での職務変更の経験者へのインタビュー調査を継続して実施した。本年度の研究成果としては、雑誌論文2本、発表論文7本としてまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
令和2年度に所属変更等で作業が滞ったのが影響したことに加え、当初計画に加えて、新たにデジタル関連企業への人材の流動性について調査を行ったことによって、遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、インタビュー調査からの分析結果、および予備調査結果を基に、質問紙を設計し、アンケート調査を実施する。これらの調査分析結果から得られた知見から、IT人材の主体的なキャリア形成を促進し、人材の流動性を高めるための施策を提案する。
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Causes of Carryover |
デジタル関連企業への転職者に対する調査を追加で実施したため、アンケート調査を次年度とした。参加予定の国際学会が開催されなかった。今後のアンケート調査の費用、国際学会参加の費用等に充当させる。
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