2020 Fiscal Year Research-status Report
長期的な目標追求における目標と誘惑の両立方略の作成および有効性の検討
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20K14142
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Research Institution | Rissho University |
Principal Investigator |
下田 麻衣 立正大学, 心理学部, 助教 (70746015)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 自己制御 / 目標追求 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,長期的な目標追求に適した新たな自己制御の在り方として,目標と誘惑の理性的な両立(以下,両立方略)を提案することを目的としている。特に,当該年度においては,長期的な目標追求に有効な両立方略の作成及び有効性の検討を行うことを目指した。 研究では,両立方略の使用に関する予備調査として,人々の日常生活における両立方略の使用実態や両立方略の内容を探るための調査を行った。この調査では,様々な年齢層の使用実態を探索するため,大学生や成人を対象に実施した。その結果,様々な年齢層における両立方略の使用実態や,実際に使用されている両立方略の内容を確認することができた。また,今後の実験研究を見据え,これらの両立方略の使用実態に基づき両立方略尺度を作成した。年度明けに尺度の信頼性および妥当性の検証を行うため,調査研究の準備を進めている。当該年度で得られた研究知見は,学会大会で発表を行い,他の研究者と議論を重ねた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響により,予定していた半構造化面接が実施できなかったが,その代わりに様々な年齢層を対象にしたオンライン調査を実施し,当初の予定どおりに両立方略の使用実態および方略内容について充実した成果を挙げることができた。また,得られた結果から尺度を作成し,信頼性・妥当性を検証することも進めており,当初の計画で想定していた程度には順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度は,両立方略の尺度の信頼性・妥当性を検証し,尺度を完成させる。また,長期的な目標追求が両立方略の有効性に及ぼす影響の検討として実験研究を行う。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響により,国内・国外学会の旅費や予定していた半構造化面接での人件費や参加者謝礼の予算が未使用のままとなった。両立方略の尺度作成のための調査の謝礼や,論文投稿時の英文校閲に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)