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2020 Fiscal Year Research-status Report

質問紙で測定困難なオンラインのメタ認知能力を測定する課題の作成

Research Project

Project/Area Number 20K14169
Research InstitutionKyorin University

Principal Investigator

三浦 大志  杏林大学, 保健学部, 講師 (80726084)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywordsメタ認知
Outline of Annual Research Achievements

メタ認知は認知活動の効率化に不可欠な機能であり、教育におけるメタ認知の重要性はしばしば主張されている。しかしメタ認知研究は、領域固有の能力との交絡を排除し、オンラインのコントロール機能を測定する課題が存在しないという測定方法の問題を抱えている。そこで本研究では、オンラインのコントロール機能を捉えたメタ認知能力測定課題を新たに作成し、その妥当性を検証する。作成した課題の妥当性を既存の諸課題との関連を見ることで検証した後、大規模サンプルを用いた実験を行って課題の集団規準を作成する。
令和2年度は、オンラインのコントロール機能を捉えるメタ認知能力測定課題の作成を行った。新たに作成する課題であったため、試作版を作成した後に予備実験を行い、課題の難易度や試行数、時間統制といった諸変数の調整を行った。調整を経て予備実験を行うフローを複数回行い、調整を概ね終えた。また、関連分野に精通した研究者にヒアリングを行い、本課題の妥当性を検証するために使用する既存の諸課題の選定を行った。本年度中に行う予定であった課題の作成、諸変数の調整、および妥当性検証のための諸課題の選定は、概ね順調に完遂した。
現在、本実験の開始に向けて、実験に使用する物品を必要数購入するなど、諸環境の整備を進行中である。また、本研究の基盤となる、オンラインのコントロール機能に関する研究成果をまとめ、第一著者として国際ジャーナルに投稿中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

令和2年度中に、課題作成および予備実験を終え、第1実験を開始する予定であった。しかし、新型コロナウイルス流行の影響で、第1実験を開始することができなかった。そのため、現在までの進捗状況は当初計画よりやや遅れているといえる。

Strategy for Future Research Activity

第1実験を行い、実験データを分析した後、第2実験の設計を調整し、実験を開始する予定である。新型コロナウイルスの流行により、当初計画していた実験の実施が困難である場合は、実施方法の変更を検討する。

Causes of Carryover

昨年度は実験を実施できなかったため、研究参加者への謝金・研究補助業務者への人件費が次年度使用となった。これらは令和3年度に実施予定の実験に充当する予定である。
また、昨年度は新型コロナウイルスの流行により参加予定であった学会が延期になったため、旅費が次年度使用となった。これらは令和3年度以降に予定されている学会参加旅費に充当する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 公募シンポジウム「「人違いの心理学」を目指して:人物誤同定現象の解明とその意味するもの」話題提供・司会2020

    • Author(s)
      三浦大志
    • Organizer
      日本心理学会第84回大会

URL: 

Published: 2021-12-27  

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