2020 Fiscal Year Research-status Report
大学生等における過重労働に伴う睡眠負債は健康毀損をもたらすか
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20K14183
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
高本 真寛 横浜国立大学, 教育学部, 准教授 (90743790)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 睡眠負債 / 大学生 / 深夜業 / 健康 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題の目的は,大学生等による深夜業への従事に伴って生じうる睡眠負債がもたらす影響を明らかにすることである。 R2年度は,当該研究課題に関する先行研究の文献研究を主に行った。R2年度は,新型コロナウイルスの感染拡大に伴い,大学生等におけるアルバイトに係る就労環境が変化した。加えて,大学における学修環境がそれまで以前と比較して変化したことを考慮し,調査の実施時期や調査票の構成について再検討を行った。 本研究課題における研究1では,大学生等におけるアルバイト就労及び睡眠負債と健康状態・修学状態に関する短期2波縦断調査を実施する。この目的は,大学生等が深夜業のアルバイトに従事することに伴う睡眠負債が健康および修学状況に及ぼす影響について検討することである。そのため,Web調査モニターを利用し,深夜業への従事者・非従事者の大学生を対象とした2波縦断調査を実施する予定である。調査票は(1)睡眠関連変数数(起床・就寝時刻,睡眠時間,睡眠の質など),(2)アルバイト就労関連変数(深夜業の有無,勤務時間数,労働環境など),(3)健康関連変数(疲労,抑うつ状態など),(4)学業関連変数(授業への欠席,履修科目に対する単位の取得数など)で構成し,第1時点目の調査では(1)~(3)を測定し,第2時点目の調査では(4)を測定する。これらの調査を実施することで,深夜業への従事や短時間睡眠,睡眠負債がその後の健康状態や修学状況に対してどのような影響を及ぼすかを検討する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出に伴い,大学生におけるアルバイトへの従事に関する環境が変化したことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルスの感染状況を踏まえながら,研究の遂行時期を再検討する。 R2年度実施予定であった研究1の実施とR3年度の実施を予定している研究2をR3年度中に実施予定。
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Causes of Carryover |
研究実施の時期を翌年度に見送ったことに伴う,調査実査に係る諸経費について余剰額が生じた。そのため,次年度に本研究に係る実査を行うための経費として使用する。
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