2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of an evaluation of decision-making ability in contract scene using virtual reality technology
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20K14190
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
加藤 佑佳 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60729268)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 高齢者 / バーチャルリアリティー / 評価 / 意思決定能力 / 認知機能低下 / 認知症 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はVirtual Reality (VR) 技術を用いて、高齢者の契約場面における意思決定能力を客観的に評価する手法を開発することを目的とし、今年度は認知機能が低下した高齢者を対象としたVRによる能力評価に関する文献検索を行った。2名の研究者が独立して1次スクリーニングを終えて、現在は2次スクリーニングの検討中であり、今後、学会発表や学術論文にシステマティック・レビューの結果を報告する予定である。 また、当初は高齢者の契約能力を評価する目的で考えていたが、研究協力者間で検討したところ、金融業界の現場のニーズとしては健常高齢者の契約能力を底上げするためのトレーニングツールの開発という新たな視点も重要である点が挙がったため、VRコンテンツの目的を変更することとした。今後、VR技術に精通した専門家からの助言を受けながら、VRコンテンツの開発を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度中にシステマティック・レビューを終える予定だったが、予想していた以上に2次スクリーニングに時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は認知機能が低下した高齢者を対象としたVRによる能力評価に関する文献検索の2次レビューを引き続き行い、システマティック・レビューの成果を報告する。また、VR技術に精通した専門家からの助言を受けながら、VRコンテンツの開発を進める予定である。
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Causes of Carryover |
(次年度使用額が生じた理由) 初年度に産前産後休暇及び育児休暇を取得したため、全体的な計画を見直し、今年度予定していたVRコンテンツの開発を次年度に行うこととしたため、VRコンテンツ開発に充てる予定だった経費を使用しなかった。 (使用計画) 次年度、VRコンテンツの開発に向けてVR対応パソコンやVRゴーグルなどの購入に充てる予定である。
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