2021 Fiscal Year Research-status Report
Evaluation of the effectiveness of animal-assisted therapy in university hospitals
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20K14198
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
長江 千愛 (大井千愛) 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (00387002)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 動物介在療法 / face scale / アミラーゼ / コルチゾール / オキシトシン / 唾液ストレスマーカー / 勤務犬 |
Outline of Annual Research Achievements |
聖マリアンナ医科大学病院では、重い病と闘う患者及びその家族に対し、情緒的安定や闘病意欲の向上を目的として、特定機能病院では初めてになる病院勤務犬による動物介在療法(Animal Assisted Therapy: AAT)を 2015年より実施している。本研究では、質問紙を用いた心理テストによる気分の変化、face scaleを用いた疼痛の評価、ストレス指標である唾液中のアミラーゼ濃度と遊離コルチゾール濃度、オキシトシンをAATの前後で測定することで、AATがもたらす効果を客観的に評価する。AATの有効性を科学的かつ定量的に評価することにより、今後のAATの普及において科学的根拠を提供することが目的である。 COVID-19の流行によって、多くの患者に接触する大学病院での動物介在療法自体が中止になってしまっているため、研究が進んでいない状況である。また、患者の唾液を採取する研究であり、COVID-19感染拡大のリスクもあるため、研究開始時期を慎重に検討中である。COVID-19の感染状況が落ち着き、病院で規定しているphaseが下がり、動物介在療法の再開がされたらすぐに研究を行えるように、生命倫理委員会の申請、研究に必要な測定器の準備など、研究計画に基づいて、研究準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の流行によって、多くの患者に接触する大学病院での動物介在療法自体が中止になってしまっているため、研究が進んでいない状況である。また、患者の唾液を採取する研究であり、COVID-19感染拡大のリスクもあるため、研究開始時期を慎重に検討中である。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19の感染状況が落ち着き、病院で規定しているphaseが下がり、動物介在療法の再開がされたらすぐに研究を開始する。1年間の研究延期を申請する方針である。
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Causes of Carryover |
COVID-19の流行によって、多くの患者に接触する大学病院での動物介在療法自体が中止になってしまっているため、研究が進んでいない状況である。また、患者の唾液を採取する研究であり、COVID-19感染拡大のリスクもあるため、研究開始時期を慎重に検討中である。
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