2022 Fiscal Year Research-status Report
Evaluation of the effectiveness of animal-assisted therapy in university hospitals
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20K14198
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
長江 千愛 (大井千愛) 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (00387002)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 動物介在療法 / 唾液 / アミラーゼ濃度 / 遊離コルチゾール濃度 / オキシトシン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では動物介在療法の有効性を科学的かつ定量的に評価するために、ストレス指標である唾液中のアミラーゼ濃度と遊離コルチゾール濃度、オキシトシンをAATの前後で測定することを主な目的としている。2020年からの我が国でのCOVID-19感染症の大流行により、多くの患者と接する動物介在療法自体が活動中止となった。流行状況において、数ヶ月単位で動物介在療法が再開されたこともあったが、本研究が患者の唾液を用いた研究であったためにCOVID-19感染症の院内でのクラスター発生のリスクを考慮して、2023年3月まで患者の唾液の検体採取は延期していた。 1年間の研究期間の延長を申請し、受理されたため、2024年の3月までには患者検体をとり、結果を出す予定である。2023年4月からAATの再開に伴い、患者の唾液の採取を開始しているが、目標の検体採取数が100件に対して、まだ10名を超える程度の検体を採取した段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年からの我が国でのCOVID-19感染症の大流行により、多くの患者と接する動物介在療法自体が活動中止となった。流行状況において、数ヶ月単位で動物介在療法が再開されたこともあったが、本研究が患者の唾液を用いた研究であったためにCOVID-19感染症の院内でのクラスター発生のリスクを考慮して、2023年3月まで患者の唾液の検体採取は延期していた。
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Strategy for Future Research Activity |
1年間の研究期間の延長を申請し、受理されたため、2024年の3月までには患者検体を採取し、結果を出す予定である。2023年4月からAATの再開に伴い、患者の唾液の採取を開始しているが、目標の検体採取数が100件に対して、まだ10名を超える程度の検体を採取した段階である。
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Causes of Carryover |
2020年からの我が国でのCOVID-19感染症の大流行により、多くの患者と接する動物介在療法自体が活動中止となった。流行状況において、数ヶ月単位で動物介在療法が再開されたこともあったが、本研究が患者の唾液を用いた研究であったためにCOVID-19感染症の院内でのクラスター発生のリスクを考慮して、2023年3月まで患者の唾液の検体採取は延期していた。 1年の延長期間が受理されたため、COVID-19感染症が5類に引き下げられた今後、研究を再開し、検体を集め、データ解析をして結果を報告する方針である。
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