2022 Fiscal Year Research-status Report
大学生の抑うつ予防に対するうつ病のためのメタ認知トレーニングの効果検証
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20K14204
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Research Institution | University of Human Environments |
Principal Investigator |
武田 知也 人間環境大学, 総合心理学部, 講師 (70748061)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 抑うつ / 予防 / D-MCT / 認知の偏り / メタ認知 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、主に下記2つのことに着手した。 ①大学生1年生を対象にしたD-MCTを実施 ②D-MCTが介入ターゲットとしている認知の偏りを測定する尺度の日本語版の作成 研究当初は新型コロナウイルス感染症のため、計画通りには対面でのD-MCTを実施することができなかった。今年度から、感染症対策を施し、D-MCTを対面で実施できるようになり、80名の大学一年生を対象にD-MCTを実施した。しかし、当初の想定よりも対象者数が少ないため、次年度も期間を延長し、D-MCTを実施する。また、次年度は、D-MCTの結果解析を行い、研究成果を学会等で発表する。 D-MCTは10種類の認知の偏りを介入ターゲットとするが、現状、それらを測定する尺度の日本語版が存在しなかった。介入を実施するにあたり、D-MCTが認知の偏りを媒介として抑うつ症状の低減をもたらしているかを確認するため、10種類の認知の偏りを測定することができるCognitive distortion scaleの日本語版を原著者の許可を得て、作成した。なお、この成果は、次年度CEPD研究会やWCCBTで発表する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大により、1年目、2年目とD-MCTを実施できなかったため、当初の計画よりも進捗は遅れている。しかし、期間延長することにより、当初想定していた規模での研究が可能となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度も引き続きD-MCTを実施する。実施後は、速やかにデータ解析を行い、学会発表や論文投稿を通して、成果を公表する。
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Causes of Carryover |
当初予定していた通りに研究が進捗せず、元々最終年度に予定していた論文投稿費や英文校正費が未使用のため。次年度、英文構成費及び論文投稿費などに使用する予定である。
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