2023 Fiscal Year Research-status Report
「安心・癒やし」を用いたレジリエンス向上手法の探索
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20K14222
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Research Institution | Fukuoka Institute of Technology |
Principal Investigator |
井隼 経子 福岡工業大学, 教養力育成センター, 准教授 (70625946)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | レジリエンス / 安心・癒やし |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は昨年度に引き続き,レジリエンスを意識させるワークを講義内で実施した。平野(2019)の課題を用い,教職課程の学生に対して自分たちのレジリエンスを意識化させ,ストレスマネジメントをうまく行えるように検討した。これらの活動を通し,大学生のライフイベント(本研究の場合は教育実習が最も大きなイベントと想定)前後を通してレジリエンスを高めるような要因を探索し,また,それらに「安心感」や「癒やし」がどのように寄与するのか今後探索していく。 本研究は予定していた調査の準備が滞り,想定通りの進捗が得られていない。来年度は調査を進め,成果を発表できるようにしていく予定である。調査は複数回行い,オンライン調査になる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
調査の準備等がうまく進まず,遅れている。また,当初の研究から若干計画を変更し,グループワークを通した検討を行った。グループワークは大学生の2年次,4年次の2回行う予定である。本年度に4年次の2回目を行う予定のため,研究の完成には至っていない。 調査の準備は整ったため,本年度データの取得,分析及び成果発表につなげていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は大規模調査を実施するとともに,引き続きレジリエンスを意識させるワークを行う。申請者の講義内で実施する。本年は,一昨年度ワークを実施した調査協力者に対し再度ワークを行い,時間・ライフイベントがレジリエンスとどのように関係し,成長させたか(または衰退させたか)を検討する。
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Causes of Carryover |
研究が全体として遅れており,本年度は準備に時間を当てたため,支出がなかった
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