2022 Fiscal Year Research-status Report
糖尿病患者のセルフケア行動を阻害する心理社会的要因の件用~運動療法に着目して~
Project/Area Number |
20K14241
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
佐々木 美保 金沢医科大学, 一般教育機構, 准教授 (50735933)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 行動変容 / 糖尿病 / 患者心理 / 抑うつ / 不安 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、成人2型糖尿病患者の運動療法について、患者のセルフケア行動実施を阻害する要因として抑うつ・不安に着目し研究を実施している。具体的には、糖尿病の悪化を防ぐためには、適切な服薬と適正な食事に加えて、患者自身が日常生活において身体的活動を増加させることが重要であると指摘されて久しいが、抑うつ・不安といったネガティブ感情を抱えていることでそうした望ましい身体活動が行えなくなっている可能性について実証的な検討を行っている。 本年度は近年の研究動向に関して、特にWeb調査による成果について先行研究のレビューを行った。また使用尺度や項目数についても検討を行い、調査の実施に向けた準備を行っている。さらに、Web調査を実施している他の研究者とも情報共有を行い、実施に際した留意点等を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
学内業務の増加に伴い、研究に取り組む時間の捻出が困難であった。また、研究代表者本人の産休・育休によって本年度は4月~6月までの3か月間しか期間がなかったため、実質的な進捗は非常に乏しい結果となってしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
育休復帰後に、具体的な調査項目を選定し、学内の倫理審査委員会に研究実施の申請を行い、調査を実施する予定である。学内業務が減少することはないため、隙間時間で作業を少しずつ進めていく必要があると考えられる。
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Causes of Carryover |
研究代表者の産休・育休による休業期間中であったため、研究の遂行を行うことができず、調査の実施や学会参加等がなかったため。なお、研究再開後はWeb調査の実施や学会発表のための参加費等に使用する予定である。
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