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2020 Fiscal Year Research-status Report

自発的脳活動から生じる内因的行動の神経基盤の解明

Research Project

Project/Area Number 20K14254
Research InstitutionChukyo University

Principal Investigator

酒多 穂波  中京大学, 心理学部, 任期制講師 (50804548)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords自発的神経活動 / 安静時ネットワーク / 意思決定
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、自発的な脳活動の時間にともなう変化が、どのようにその後の内因的行動の発生に影響を与えるかを明らかにすることである。そのために、内因的行動の実施に先行する脳活動の空間特性および時間特性を検討する必要がある。さらに、行動開始前の自発的な脳活動が増加すると考えられる期間に外部から干渉を与え、その結果行動や脳活動が変化するかどうかについても調べる。本研究では、内因的行動のひとつとして、自分の自由なタイミングで行動を開始する「自己開始運動」を対象とする。また、脳活動の空間特性の検討には空間分解能に優れたfMRI、時間特性の評価には時間分解能に優れた脳波を用いる。今年度は、効率よくデータを取得するための実験課題の開発をおこなった。また、運動実施前の期間に呈示された感覚刺激が行動に及ぼす影響について検討した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、ヒトを対象とした対面での実験を実施することが困難であった。そのため、予備的データの検討および実験課題の改良に優先的に取り組んだ。また、研究代表者の異動にともない、実験環境の整備をおこなった。

Strategy for Future Research Activity

感染症対策をおこなった上で、対面での実験実施を進める。行動開始前に与えた外部からの感覚刺激が脳活動および行動に及ぼす影響について引き続き検討する。また、平行して脳波実験をおこない、安静状態から自己開始運動が発生するまでの脳活動の経時的動態が行動の発生に与える影響について検討する。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、実験実施が困難であったこと、参加予定の学会が中止およびオンライン化されたことによって、次年度使用額が生じた。翌年度の実験実施にともなう消耗品費や参加者謝金として使用する予定である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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