2020 Fiscal Year Research-status Report
In-Wheel Motor System of Multiple High Speed Motors Integrated with Magnetic Gear for Electric Vehicle
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20K14724
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
相曽 浩平 早稲田大学, 理工学術院, 助教 (60844206)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 磁気ギア / 高速モータ / 電気自動車 / インホイールモータシステム / 機電一体 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では磁気の力により非接触で動力を伝達可能な磁気ギアに着目し、提案するMagnetic Multiple Spur Gear (MMSG)と複数台の高速モータを一体化したEV用インホイールモータシステムを構築することでシステムの小型軽量化かつ高効率化に加え、ギアの摩擦を無くすことによる高付加価値化(メンテナンスフリー、低振動・低騒音)の実現を目的とした。 2020年度は、MMSGの実験機を用いて実機特性を明らかとすることを研究課題として挙げた。MMSGの実機実験では、測定条件として最高回転速度21000回転/分、負荷24Nmの駆動範囲においてギア効率およびギア損失のマップを取得した。21000回転/分までの高速領域においても損失増加の影響は小さく、95%以上の高効率が得られることを明らかとした。これまでの従来の固定鉄片を用いた磁気ギアにおいて20000回転/分以上の駆動が可能であり、かつ90%以上の高効率が得られるものは存在せず、今回の実験結果は磁気ギアの高速化に向けた重要な成果と言える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
回転速度21000回転/分までの駆動範囲においてギアの特性を取得できたが、 出力25kW、最高回転速度50000回転の測定条件において実機特性を取得する必要がある。
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Strategy for Future Research Activity |
1.MMSGの実機実験による特性評価 モータ15台駆動、出力25kW、最高回転速度50000回転/分の測定条件においてギア効率及びシステム効率を取得する。 2.複数の高速モータの構造設計、駆動回路、制御方法の確立 ・小型軽量かつ高速駆動に適した高効率モータの構造を明らかとし、実験によりモータ性能を評価する。 ・複数のモータを効率的かつ低コストで駆動するための制御方法と駆動回路を明らかとする。
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Causes of Carryover |
コロナの影響で海外旅費が不要になり、また実験に遅れが生じ物品購入が不要になったため次年度使用額が生じた。使用計画として、実験補助のための技官の人件費に使用する。
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Research Products
(2 results)