2022 Fiscal Year Annual Research Report
ニューロンMOSFETを用いた最小ユークリッド距離検索連想メモリに関する研究
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20K14795
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Research Institution | Kurume National College of Technology |
Principal Investigator |
原田 裕二郎 久留米工業高等専門学校, 電気電子工学科, 助教 (80849282)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 連想メモリ / ニューロンMOS / ユークリッド距離 / CAM / 集積回路 |
Outline of Annual Research Achievements |
連想メモリは、入力したデータとデータベースに保存されている複数の参照データを比較し、一致または最も類似するデータを検索する機能メモリの1つである。類似度の指標にはハミング距離やマンハッタン距離、ユークリッド距離等があり、その中でもユークリッド距離を求めるには、二乗の演算が必要であるため、回路規模が大きくなってしまうという問題点があった。そこで、ニューロンMOSFETの特性を利用することで、簡単な回路構成の最小ユークリッド距離検索連想メモリを実現できるのではないかと考え、本研究に着手し、2022年度は以下の研究成果を得ることができた。 (1)複数の参照データの中から最もユークリッド距離が小さいデータを検索するための最小ユークリッド距離検索回路のレイアウト設計を行い、寄生抵抗・寄生容量を抽出したシミュレーションを実行した。 (2)外部から指定するユークリッド距離以内のデータを全て検索する範囲内ユークリッド距離検索回路を設計し、電子回路シミュレータであるHSPICEを用いたシミュレーションを行った。 (3)範囲内ユークリッド距離検索回路のレイアウト設計を行い、寄生抵抗・寄生容量を抽出したシミュレーションを実行した。 (4)メモリの中に保存されたデータの中から最もユークリッド距離が小さい参照データを検索し、入力データに最も類似するデータを出力する最小ユークリッド距離検索連想メモリの設計を行い、HSPICEを用いたシミュレーションを行った。
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Research Products
(1 results)