2021 Fiscal Year Research-status Report
個人/集団による自発的空間形成のメカニズムから導く居住デザイン方法の探求
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20K14904
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
太田 裕通 武蔵野大学, 工学部, 講師 (50827904)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 居住のデザイン / アーバニスト / 描画対話法 / 自地域 / 自律性 / コミュニティ |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度も新型コロナウイルスのため海外渡航及び計画通りのフィールド調査を実施できず、国内においても4月から9月にかけては大学方針のため学外調査が実施できない状況であったが、感染拡大が落ち着いてきた11月以降に国内において調査を進めることができた。具体的には墨田区京島における居住者の価値づけに基づく 自地域および自発的空間形成に関する「描画対話法」を用いたインタビュー調査である。京島において「新しい地元づくり(金善美,2018)」を牽引するコミュニティリーダーから、大工、建築家、飲食経営者、建具屋ら5名と実施し、個人的あるいは集団的な生活実践と空間形成及びその背景にある価値づけの一部を明らかにした。工業振興、木造密集地の防災、文化・アート振興など多面的なまちづくりの積み重ねがある京島における新しい地元づくりの仕組みの理解に繋がると思われる。2022年度も引き続き調査を進める計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の特性上、対面でのインタビュー調査をメインとする。新型コロナウイルスのため海外渡航及び計画通りのフィールド調査を実施できなかったこと、国内研究においても実施制限があったことから、進捗に遅れが生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は前年度に引き続き、墨田区京島での研究を進める。海外フィールド調査に関しては状況を見ながら実施を開始する予定である。
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Causes of Carryover |
研究申請時において海外渡航調査用として旅費申請していたが、新型コロナウイルスのため渡航できずに次年度に繰り越したため。
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Research Products
(4 results)