2020 Fiscal Year Research-status Report
Study of Free Span VIV Reduction for Undersea Pipeline
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20K14974
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Research Institution | National Institute of Maritime, Port and Aviation Technology |
Principal Investigator |
藤原 智 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, その他部局等, 研究員 (70511591)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | VIV / 渦励振 / フローライン / 洗掘 / 海洋開発 / パイプライン / ストレーキ |
Outline of Annual Research Achievements |
フローラインに発生するフリースパンVIVに対する具体的なニーズと技術課題を抽出するために文献調査を行い、現行で使用されているフローラインおよびフレキシブルパイプの仕様をリストアップし、分類を行った。この結果を基に外装の表面加工および巻きつける外装の基本的な要目を決定し、プロトタイプの設計に必要な事項の抽出とその改造案を検討した。また、実機の製造工程を想定した生産可能な表面加工の検討として、フローラインにも用いられるフレキシブルパイプの樹脂被覆の外側に凹凸を転写するような工程を経ることで生産可能なものを目指すため、フローラインの生産過程についても調査を行った。加えて新規生産だけでなく、既に敷設されているフローラインへのメンテナンスを想定した敷設後に取付可能な管の外側に巻き付ける保護カバーのようなものの検討を行うために既設ラインの補修作業についても調査を行った。 また、管表面の凹凸パターン案を検討するために、過去のVIV抑制デバイスの形状や既設ラインに用いられているVIV抑制デバイスの形状に関する調査を行った。加えて本研究において参考することを検討しているゴルフボール表面の凹凸であるディンプルに関する既存研究についても調査を行った。 実験準備としては、過去の研究において使用した実験機器の状態のチェックを行い、本研究に関する水槽実験を実施するために必要な機器の改修事項および調達物品を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
計画計画作成時に検討していたフローラインおよびフレキシブルパイプの生産企業等への聞き取り調査が昨今の世界情勢のため実施できなかったため、本研究に必要な調査が文献調査のみなってしまった。 また、研究期間内に研究代表者が休職している期間が重なったため、全体的に研究の進行が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
上述の通り、進捗の遅れはあるが実施事項に大幅な変更はないため、研究代表者の休職に伴う進行の遅れを挽回も併せて、「産前産後の休暇、育児休業の取得又は海外における研究滞在等に伴う補助事業期間延長承認申請」を行う予定である。
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Causes of Carryover |
令和2年度途中より研究代表者が休業中であるため、購入予定であった物品等の調達を復職後に先延ばしし、次年度以降に使用する予定である。なお、実施期間は変更するが実施内容の変更は行わない予定である。
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