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2023 Fiscal Year Research-status Report

3次元平衡を考慮した核融合炉における壁熱負荷の時間発展解析

Research Project

Project/Area Number 20K15212
Research InstitutionNational Institutes for Quantum Science and Technology

Principal Investigator

三善 悠矢  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 六ヶ所研究所 ブランケット研究開発部, 主任研究員 (50758638)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2025-03-31
Keywordsブランケット / 磁性体 / 3次元平衡
Outline of Annual Research Achievements

磁性体第一壁の影響を加味した3次元平衡計算を行うべく、コード改良作業を行った。原型炉のような強磁場下では第一壁は磁化し、その影響によりプラズマ平衡が変化することが予想される。また、プラズマ平衡が変化すれば第一壁の磁化ベクトルも変化する。このようにプラズマ平衡と第一壁の磁化は相互に影響を及ぼし合う。前年度はこの相互作用の影響を評価するため、プラズマの作る磁場の計算、簡易な形状をした磁性体壁の作る磁場の計算、プラズマ平衡の計算を個別の計算コードを連携させ、矛盾が無くなるまで計算繰り返すという作業を行った。結果、磁性体の影響を考慮に入れない計算と比較してプラズマの表面位置が数センチオーダーで変化する可能性がみられた。この際、周辺プラズマの磁場配位も変化するため、周辺磁場に沿って第一壁に到達するプラズマ熱流束由来の第一壁熱負荷には多大な影響が出ることが予想される。そのため熱負荷解析コードとの連携を行い、磁性体壁が熱負荷に与える影響を評価する必要がある。今年度はより詳細な解析を行うため、解析のための一連のコード計算を自動で行えるように改造するとともに、簡易な壁形状だけでなく任意の磁性体壁形状の作る磁場計算を行えるよう計算コードを改造した。これらのコード改造の途中経過およびテストラン結果を国内学会にて発表し、コード改良および今後の解析に向けての有益な議論が実施できた。次段階として、熱負荷解析コードとのインターフェースの作成に着手した。また、磁性体による平衡の変化が設計の他の分野に対してどのように影響するのかについて専門家との議論に着手した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

所属部署の欠員対応のため研究課題を実施できない期間があった。

Strategy for Future Research Activity

前年度の成果として、任意壁形状をインプットとして、磁性体の作る磁場と矛盾のない3次元プラズマ平衡を自動で解析できるようになった。作成したコードの結果を用い熱負荷評価を行い、磁性体か熱負荷に与える影響を評価する。

Causes of Carryover

外部プログラマにコードの整備を依頼したが、作業期間などの関係で想定していた作業の全てを依頼することができなかったため、予定よりも少額の発注となったため。
今年度は打ち合わせのための旅費、および打ち合わせようノートPC購入などを行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 磁性体壁の影響を加味したプラズマ平衡解析に基づく原型炉第一壁の熱負荷評価2023

    • Author(s)
      三善悠矢、山下湧志朗、陳偉熙
    • Organizer
      第40回 プラズマ・核融合学会 年会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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