2021 Fiscal Year Research-status Report
イチゴの超多収性品種育成を目指した根の発生制御機構の解明
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20K15514
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
望月 佑哉 茨城大学, 農学部, 助教 (30805007)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | イチゴ / 根 / 発生 / 品種間差 / 低温 / 可視化 / モニタリング / 多収性 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は、低温環境下で水耕栽培した多収性品種‘紅ほっぺ’と対照品種‘さちのか’の根の発育特性を調査した。その結果、‘紅ほっぺ’の根の発生量が多いこと、一次根の伸長速度が早いこと、細根の発根が早いことを確認した。この結果はこれまでに望月(2015)が明らかにした特性と同様であり再現性を確認した。従って、‘紅ほっぺ’の多収性の一要因として、低温環境下での根の伸長速度および発根速度が速いことがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本来であれば2021年度にRNA-seqまで行う予定であったが、コロナによる大学の入構規制もあり遅れてしまった。今後は、特に低温環境下で根の発生特性に差が見られた低温処理3日、7日および14日後の根からRNAを抽出し、早急にRNA-seq解析を行う。
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Strategy for Future Research Activity |
すでにRNAの抽出は終了しているため、直ちにRNA-seq解析を行う予定である。その後、根の発生特性に関わっていると推察される遺伝子をリストアップし、これら遺伝子群の発現レベルと植物ホルモン合成や各種代謝系などとの関連性を捉える。さらに、同様の水耕栽培条件で採取した根から抽出したRNAを用いてリアルタイムPCRによる発現解析を行うことで、根の発生と密接に連動している発現遺伝子マーカーを特定する。
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Causes of Carryover |
当初予定していたRNA-seqを次年度以降へ遅らせたため、未使用額が生じた。次年度は、RNA-seq外注用として使用する計画である。
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