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2023 Fiscal Year Annual Research Report

Feeding tolerance of Sargassum: study on regenerability of their receptacles

Research Project

Project/Area Number 20K15580
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

秋田 晋吾  北海道大学, 水産科学研究院, 助教 (80828195)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywordsエゾノネジモク / ヨレモク / オオバモク / ノコギリモク / トゲモク / 生殖器床
Outline of Annual Research Achievements

今年度は北海道の函館近郊に生育しているエゾノネジモクとヨレモクの成熟に関する季節的変化を調べた。採集は2023年4月から2024年3月に実施し,それぞれについて15個体ずつ採集して,生殖器床がいつ形成されるか,また損傷は見られるかについて調べた。エゾノネジモクについては6月から8月にかけて,ヨレモクについては4月から7月にかけて,成熟組織である生殖器床が認められた。これらの生殖器床は,これまでに関東で観察してきたものと異なり,生殖器床に損傷は認められなかった。生殖器床からの卵放出はエゾノネジモクで8月,ヨレモクで7月に認められた。
途中で所属機関の異動や新型ウイルスの蔓延を含んだため,順調に研究が進まなかったが,研究全体を比較すると,温暖域の千葉県館山市で観察してきた生殖器床は,オオバモクでは平均:24.9 ± 24.1%で欠損し,そのうち24.9 ± 24.1%で再生し,ノコギリモクでは平均46.7 ± 22.5%で欠損し,そのうち7.2 ± 9.9%で再生していた。一方,トゲモクでは9.8 ± 7.9%が欠損し,そのうち再生はほとんど認められなかった。函館近郊では,エゾノネジモクとヨレモクを含め,他の種類においても生殖器床の欠損は認められなかった。したがって,温帯域に生息する何らかの植食動物が生殖器床を摂餌しているように考えらえるが,この特定には至らなかった。また,オオバモクの生殖器床を用いた培養による再生試験では,人為的に欠損後,2週間で再生が認められた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 局所スケールの遺伝的プロフィールに基づく褐藻 ヒジキの再生産様式の解明2023

    • Author(s)
      南口蒼太・如澤侑汰・日吉海斗・秋田晋吾
    • Organizer
      日本藻類学会第48回大会
  • [Presentation] 北海道北斗市葛登支岬におけるエゾノネジモクおよびヨレモクの形態の季節変化と差異2023

    • Author(s)
      如澤侑汰・南口蒼太・日吉海斗・秋田晋吾
    • Organizer
      日本藻類学会第48回大会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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