2020 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
20K15645
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
徳武 優佳子 東北大学, 農学研究科, 助教 (90824657)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 熱ストレス / 肉用鶏 / 脂肪組織 |
Outline of Annual Research Achievements |
熱ストレス曝露時の肉用鶏で生体内での脂肪合成が盛んになる時期を明らかにするため、ROSS系統ブロイラーを3週齢まで飼養し、対照(24℃、湿度55±5%)、熱ストレス(32℃)、熱ストレス条件と同量の飼料を給餌するPair-Fed(24℃)に区分けした後、計10点のタイムポイント(0h, 12h, 24h, 48hours, 4d, 6d, 8d, 10d, 12d, 14days)において血液を採取する。採取した血液に関して、血中トリグリセリド、総コレステロール、グルココルチコイド濃度等、生体内での脂肪合成度合いを示す指標、ならびにそれに影響を与えると考えられる因子の時間変動を検証する。また、採血後のニワトリより脂肪組織ならびに肝臓を採取し、重量および発現遺伝子の変化についても明らかにする。諸般の事情に伴い動物実験に遅れが生じたため、上記実験を現在遂行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルスの感染拡大および、大学の感染症防止対策に伴い、動物実験を中止・中断せざるをえない時期が生じたため、当初予定していた動物実験が行えない等の支障が生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度までに当初予定していた動物実験を完遂することが出来なかったため、可能な限り早く予定計画を行えるように計画している。必要な動物実験の充足については、現在進行中の1度目の試験より導かれた結果に従い、次の試験で複数の条件区を検証することによって対応する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの感染拡大および、大学の感染症防止対策に伴い、動物実験を中止・中断せざるをえない時期が生じたため、当初予定していた動物実験が行えない、採材予定であったサンプルを取得できない等の支障が生じた。そのため、現在までに準備できる試薬・器具等のみを購入し、残りは全て次年度使用額として繰り越した。繰り越した額については、昨年度実施予定であった実験で必要となる試薬・器具等の購入に用いることを計画している。
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