2020 Fiscal Year Research-status Report
免疫チェックポイント関連抗体の動態、血清プロテオオミクスに基づく個別化医療の確立
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20K16086
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
高橋 雄太 高崎健康福祉大学, 薬学部, 助教 (70509918)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 免疫チェックポイント / 抗体医薬 / 個別化医療 / 薬物動態 / プロテオミクス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では近年がん患者の予後改善に寄与している免疫チェックポイント関連抗体をより有効かつ安全に使用するための投与設計法を開発する。そのために免疫チェックポイント関連抗体の血中濃度の解析、薬効を減弱させる中和抗体の血中濃度解析、生体内の種々のタンパク質の解析に基づいて薬効および副作用の予測マーカー探索および予測方法を検討する。また、上記を応用し、治療中に効かなくなった場合の前後比較によって、そのメカニズムを検証し、克服方法を探索する。 先行する関連研究(科研費課題)にて、ニボルマブの血中濃度測定、血清プロテオミクスの手法を用いた検討を実施しているが、コロナ対応に起因する教務への対応にエフォートを割かねばならず、手法の確認や見直しなど行ったものの実験的には進展が得られなかった。その研究の応用となる本研究では進捗が遅れている。 抗体医薬品の定量法の検討方法については既に確立できている。抗体医薬品の定量では感度的な問題は比較的少ないので、なるべく前処理を簡便にすることを目指して検討を進めている。 血清プロテオミクスの手法については、血中に比較的多く存在するアルブミンやグロブリンなどのタンパク質が夾雑物となり、目的となるマーカー候補のたんぱく質の検出において感度の低下を招く。そのため、高感度化のための前処理を検討する必要がある。これまでに標的を定めたプロテオミクスの手法を検討しており、これを利用して前処理方法を検討していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先行する関連研究(科研費課題)にて、ニボルマブの血中濃度測定、血清プロテオミクスを用いた検討を実施しているが、コロナ禍で進捗が遅れており、その研究の応用となる本研究では進捗が遅れている。抗体医薬の定量法の検討方法については確立できている。
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Strategy for Future Research Activity |
先行する関連研究の進捗がコロナ禍で遅れており、その研究の応用となる本研究の進捗が遅れている。 分析の前処理方法など自施設にて検討できる部分について進めていく。
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Causes of Carryover |
関連する先行研究がコロナ禍で遅れており、本研究の進捗が遅れているため。次年度以降に本年度の計画を進める際に計画通り使用する。
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