2020 Fiscal Year Research-status Report
癌および癌治療がもたらす冠動脈疾患を検証する多施設前向きレジストリ研究
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20K16088
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
遠藤 彩佳 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 共同研究員 (50464821)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 癌治療 / 冠動脈疾患 / 腫瘍循環器学 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、コロナ禍の影響もあり研究計画のスケジュールに関し大幅な遅延を伴った。2020年度後半よりWebを通じて関連施設との情報交換や研究説明を再開し準備にあたった。2020年度後半より各施設での倫理委員会準備も進み、現在は承認も徐々に進んでいる状況である。共通の説明書、同意書を作成しWeb会議も含め再度本研究の趣旨を説明、倫理委員会承認完了施設より本研究登録を開始する予定で準備を進めている。また、データ登録に関しては、現在システムを構築中であり、2021年度に向けて作成準備中である。こちらもWebを用いて関連施設と登録システムについての議論及び情報交換を継続している。2020年度はコロナ禍で実現できなかったが、2021年度は、国内および国際学会の場を通じて、関連施設以外からも本研究の内容をより改善するべく研究内容の議論及び情報収集を目指している。2021年度も引き続き登録準備および症例登録を継続するとともにデータ解析にも全力を尽くす所存である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の影響で倫理委員会の延期、各施設との連絡、情報交換、システム構築に時間を要し、研究計画の予定より遅れている印象がある。関連施設への説明及び情報提供、連絡等の連携をより密に実施し、2021年度前半までにより多くの症例登録を目指す。
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Strategy for Future Research Activity |
データ登録に関しシステムを構築中であり、2021年度前半に完成を目指す。引き続き2021年度もできるだけ早期に目標登録数達成を目指しデータ収集及びデータ解析に全力を尽くす所存である。その為には、コロナ禍での制限下で関連施設と事務局での密な連携が必要であり、引き続きWebを用いた委員会、研究会を通じて議論を重ねて行く必要がある。また、研究内容 をサポートするべく、研究関連内容のデータ研究も継続し、2021年度は国内および国際学会での発表、論文作成を通じて、関連施設以外からも本研究の内容をより改善するべく研究内容の議論及び情報提供を率先して実行していくことを目指す。
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Causes of Carryover |
2020年度はコロナ禍の影響で研究計画の大幅な遅延を生じたため2021年度使用額が生じた。コンピュータシステム構築費、人件費、委員会及び研究会費、学会発表、論文発表等への予算を検討している。未使用額の発生は効率的な物品調達を行った結果もあり翌年度の消耗品購入に充てる予定である。
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