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2023 Fiscal Year Annual Research Report

新規一次感覚ニューロンの生理的・病理的役割の解明

Research Project

Project/Area Number 20K16114
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

小池 太郎  関西医科大学, 医学部, 講師 (00735590)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywords一次感覚ニューロン / 脊髄神経節 / 機械受容ニューロン / CD34
Outline of Annual Research Achievements

本研究ではCD34陽性の一次感覚ニューロンが、低閾値機械受容ニューロン(C-LTMR)のマーカーであるTHおよびVGLUT3に陽性を示し、ペプチド作動性ニューロンのマーカーであるCGRPや非ペプチド作動性ニューロンのマーカーであるIB4には陰性である事をこれまでに突き止めている。
2023年度の実績:これまでTHとVGLUT3はC-LTMRのマーカーとされてきたが両者が同一のニューロンに発現しているかは不明であった。我々は免疫組織化学により、C-LTMRにはTH単独陽性、VGLUT3単独陽性、TH・VGLUT3二重陽性の3つのサブタイプが存在し、さらにサブタイプの存在比率は脊髄神経のレベルによって異なる事を見出した。CD34はVGLUT3発現ニューロンとよく共局在し、TH単独陽性とはほとんど共局在しない事が判明した。脊髄の免疫組織化学において、CD34はC-LTMRが投射する部位である、後角第二層に陽性反応が認められた。さらに手掌や足底といった無毛部皮膚を支配する一次感覚ニューロンが投射する部位にはCD34は認められなかったことから、有毛部を支配するC-LTMRにCD34が発現するものと考えられた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2024

All Presentation (2 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] Array tomographyにより見えてきた一次感覚ニューロン突起起始部の細胞構築2024

    • Author(s)
      小池太郎、北田容章
    • Organizer
      第129回日本解剖学会総会・全国学術集会
  • [Presentation] 末梢感覚神経系の機能実現・維持に関するグリア細胞の形態学的解析2024

    • Author(s)
      小池太郎
    • Organizer
      第129回日本解剖学会総会・全国学術集会
    • Invited

URL: 

Published: 2024-12-25  

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