2021 Fiscal Year Annual Research Report
免疫チェックポイント阻害薬の適切な投与間隔・期間、有害事象回避のアルゴリズム開発
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20K16391
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
橋本 康佑 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (10866180)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ペムブロリズマブ / ニボルマブ / 投与間隔 / 末梢血単核細胞 / PET |
Outline of Annual Research Achievements |
投与間隔拡大の目標はニボルマブ・ペムブロリズマブにおいて、製造元のブリストルマーヤーズ スクイブ社およびMSD社が薬物動体シミュレーションや曝露量について検討することで、ニボルマブは4週間隔、ペムブロリズマブは6週間隔で投与することが可能となった。本研究の関与しないところで既に実臨床で課題が達成された形となっている。また、免疫チェックポイント阻害薬の奏功と免疫関連有害事象は明らかな相関があり、免疫関連有害事象を抑えることで奏功も落とす可能性が示唆されている。そのため、実臨床においては有害事象を回避することよりも、有害事象が出現した際のハンドリングに重点が置かれるようになっている。当院において、末梢血単核細胞は引き続き集積・解析を行なっており、抗腫瘍免疫に関与するCD4+ T細胞クラスターからTh1やTh17と異なるメタクラスターが同定され、CD62Low CCR4-CCR6+ CD4+T細胞がPFSやOSに相関することが示唆された。また、末梢血単核細胞の検討とは別に派生し、FDG-PETについても検討を行なっている。PD-L1 TPS高発現の非小細胞肺癌に対する1次治療でのペムブロリズマブ治療において、治療開始前のFDG-PETでMetabolic Tumor Volume(MTV)が予後に関与していることを当院より報告している。また、研究期間中にも治療方法は目覚ましく進歩しており、細胞障害性抗がん剤との併用療法や抗CTLA-4抗体のイピリムマブとニボルマブの併用療法も行われるようになっており、それらについても末梢血単核細胞やFDG-PETの検討を行なっている。今回得られた新規の知見から、末梢血単核細胞のクラスター解析とFDG-PETのMTVおよびTLGの測定解析の両面から今後もバイオマーカーの検討を行なっていく。
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[Presentation] 抗PD-1抗体治療後の腫瘍内 18F-FDG集積の視覚的評価による予後解析2021
Author(s)
橋本康佑, 解良恭一, 山口央, 毛利篤人, 塩野文子, 三浦雄, 家村秀俊, 内藤 恵里佳, 今井久雄, 小林国彦, 各務博, 久慈一英
Organizer
第62回 日本肺癌学会学術集会
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